将棋部日誌
11月20日
とあるテストをうけた人が「簡単すぎて分らなかった」と言ったのを聞いた時(そりゃうそだ)と思って一笑してたんですが、今日、私も同じ状況にたたされました。
根底にあるプロセスをきちんと知らなくて、どっかのだれかが作った方程式にばかり頼る事がいかに危険かということを認識しました。
小テストの結果はぼろぼろです。こんな無念な思いをしたのは・・・小学生時代にさかのぼります。
小学校6年生の頃の話です。その日、たまたま風邪で学校を休んでいました。そんな折、クラスのみんなは‘クラブ活動の申込書’を書いていたんです。私はクラブが始まる前日、担任の先生のところに行って「私・・・クラブの申込書を書いてなかったんですが・・・」と言うと、「ああ、にせは料理クラブに決まったから・・・」と言われました。
当時一番の友達だった「T君が料理クラブ=にせも料理クラブと」いう方程式が成り立っていたんです。
いや、それは先生の思い込みだ!横暴だ!と思いましたがもう遅い。夏ソフトボール+冬サッカーのクラブの夢が潰えました。今でも卒業アルバムを見ると、女の子がひしめくど真ん中に、私と友達の失笑した顔があります。
でも、料理クラブは料理クラブで面白かったです。
私たちの班に一人ボケをかます少女がいました。
その子はフルーツポンチを作る前の週休んでいたので、私と友達が「来週はフルーツポンチを作るからキュウィを持ってきて」と言いに行きました。
その子が持ってきた食材は・・・きゅうり
何で「フルーツポンチ作るぞ!」と言ったのにきゅうりもってくるんだ?と思いました。
11月7日
大抵の料理は多めに作ります。自分たちが試食した後、自分の担任の先生のところに持って行くという習慣ができていたからです。
先生たちも早く帰りたいのを我慢して、私たちのために遅くまで残ってくれていました。他の班の人たちはキュウィ入りのフルーツポンチを担任の所にもって行ってました。
我々はキュウィなしのフルーツポンチ+きゅうり(塩化ナトリューム(NaCl)付)を差し出しました。
先生はボーゼンときゅうりを見つつ「何かの嫌がらせか?」といって、他の先生がスプーンでフルーツポンチを優雅に食しているのを横目にきゅうりをぼりぼり食べてました。
きゅうりを持ってきた彼女も自分の担任のところに持って行きました。
本当のことをいうと、彼女がきゅうりを持ってきてくれたことにとても感謝していました。理由・・・彼女の担任のあだ名・・・
かっぱ
理由・・・頭の上部の髪の毛がない。
富士山で例えるなら、静岡から登って5合目位の所までしかない。
かつらをかぶることもしない、素晴らしい先生だなといつも尊敬してました(笑)
その当時・・・まだアルシンドカットが流行る前のことです(っていうか流行ったのか?)
彼は流行を先読みするのが何より得意だったのだなと今でも感心します(っていうか、自然とそうなったのでは・・・?)
しかし、いつの日にかきゅうりを食べさせてやろうと密かに計画は練ってました。
きゅうりを何の手も加えずに、畑でとれたありのまま出すことなんて絶対不可能だと思いませんか?
絶対怪しまれます。彼女は自分の失敗を懇切丁寧に説明してました。
彼女は不可能を可能にしたのです。そしてその瞬間が訪れました。
ぼりぼりぼり・・・
ぷっ・・・
誰かのふきだす声がかすかに聞こえました。
隣にいた友達でした。「おいおい、見るなよ」とかすかに聞こえるくらいの声で注意しました。
実際、自分も限界すれすれで、他人のことなど思いやる余裕なんてありませんでした。
しかし、笑ったりしたら先生が傷つく・・・そういう思いが強かったんです。
きゅうりも半分まで過ぎました。
なんとか笑いの波もひいていったので一安心・・・
その時、職員室の前の廊下がやけににぎやかになりました。どっかの馬鹿が言いました
「おい、かっぱがきゅうり食ってるぞ!」
その瞬間の衝撃・・・
核爆弾なみの破壊力でした。・・・おまえ、聞こえないように言えよ・・・
そう心の中で叫びました。次の瞬間、ついに隣にいた友達が爆笑してしまいました。
つられてきゅうりの彼女、そして私、そして職員室にいたほかの先生と続いて爆笑しました。私はたぶん人生の笑いのうちの半分は笑ったのではないか・・・そういう思いに駆られるくらい笑いまくりました。
その場の収拾は教頭先生がやってました。
教頭先生・・・大変な職業だと思いました。ただ座ってるだけじゃなかったんですね。
その後もきゅうりの彼女はやらかしてくれましたよ・・・(涙)
「キャベツ買って来い!」というとレタス買って来ました。「ニラ買ってきてください。お願いします」というとねぎを買ってきました。
あのころを振り返ると、この前の小テストなんてどうでもいい気になるのが不思議です。
そんなボケをかます奴がもう一人・・・池田先輩・・・気をつけよう・・・