
1998年 7月19日(日) 池田市Bリーグ1回戦
| 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 計 | ||||
| NAVYS | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 6 | |||
| WINGS | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 7 | |||
| 勝 和泉 1勝 . |
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| 守備 | 背番 | 名前 | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | |
| 3 | 1 | 西 岡 | 三 振 | 三 振 | 中 安 | |||
| 7 | 21 | 水 野 | 投ゴロ | 四 球 | 三 振 | |||
| 6 | 5 | 和 泉 | 四 球 | 四 球 | 三邪飛 | |||
| 5 | 0 | 小 西 | 四 球 | 遊 失 | 四 球 | |||
| 2 | 10 | 西 村 | 遊 飛 | 四 球 | 左 安 | |||
| 8 | 8 | 鈴 木 | 二 失 | 四 球 | 三 振 | |||
| 1 | 17 | 仲 | 左邪飛 | 三 振 | 死 球 | |||
| 9 | 30 | 高 馬 | 三ゴロ | 左中二 | 死 球 | |||
| 4 | 16 | 寺 井 | 四 球 | 三 振 | 四 球 |
第一章 〜決戦の朝〜 「いやあ、眠いなあ」 「こんな朝早かったらみんな起きられへんのちゃうか」 「鈴木ちゃんとくるんかなー」 「あ、あれ和泉ちゃんや!」 7月19日日曜日の朝6時50分ごろ池田のグランドにオルティアで到着した高馬、西村、小西そして水野の目に映ったのは一番乗りしている主砲の姿であった。しばらくすると西岡コルサで鈴木と寺井が、そして原付で仲も現れた。相手チームが一人も来ていないのに全員そろったのである。 (今日はみんな一味違うな)水野はユニフォームに着替えながらそう思った。正木の助っ人がバレて不戦敗になってから初めての試合である。絶対勝ちたかった。 キャッチボールで体が温まって来たころに今日の試合相手(NAVYS)が現れた。 -NAVYS- 第一印象では俺たちより年上に見えた。実際、嫁や子供を連れてきている人もいた。 程なく試合が始まった。ウイングスは後攻である。 「絶対勝つ!」みんな言葉には出さないがそう思っていた。 第二章 〜先制パンチ〜 「プレイボール!!」 試合が始まると同時にウイングスにピンチが訪れた。 サード小西のサードゴロ悪送球。 そして今日はイマイチ制球のよくない仲が四球を出してランナー一・二塁。 そしてバッテリーエラーでノーアウト二・三塁となった。 そこで迎えたのは三番でピッチャーの主将の人だ。 (でっかい奴やなー、めっちゃ打ちそう) 案の定、打球は軽々と左中間へ運ばれあっという間に二点を先制された。 その後、仲の好投と堅い守りで切ることができた。 第三章 〜立ちはだかる壁〜 「取られたら取り返そう!」主砲和泉が叫んだ。 ところが西岡、水野の一・二番はあえなく凡退。 和泉、小西が四球を選ぶも、西村君は「あー、あかん」ショートフライに倒れる。 敵のピッチャーはなかなか速い球を投げていた。「喜住ぐらいかな?」職人寺井はそうつぶやくとセカンドの守備に向かった。 続く二回表・裏は両チーム塁上にランナーをにぎわすも得点には結びつかなかった。特にウイングスの方は鈴木が二塁上でけん制死するなどちぐはぐな攻撃が目立っていた。 三回表には、またクリーンナップの長短打を食らい2点を献上してしまう。 余りに鮮やかに外野の間を抜かれるので鈴木は「人のいないところに打つなよ!」と叫んでいた。 0対4である。(今日は負けやな)西岡はそんなことを思いながら三回裏の先頭打者としてバッターボックスに向かった。 第四章 〜大空に夢をのせて〜 半分、負けを覚悟していた西岡だったが(とりあえず出塁せな)と打席に立った。 その西岡も剛球を投げてくる相手投手の前にあえなく見逃し三振に終わる。 4点ビハインドで迎えた三回裏、先頭打者が倒れたことで勝利は本当に遠のいたように思われた。 ところが続く水野が打席に入った時から敵のエースの様子が変わった。 明らかにわかるボールが二つ続いた。 (左バッターに投げにくいのかな?)その読みは当たっていたのかもしれない。 水野はあっさり四球を選び一塁ベースへと向かった。 つづく和泉も四球を選び一・二塁。 四番小西は敵の遊撃手のエラーを誘いその間に二塁ランナーの水野が帰り4対1となった。 つづく西村君もじっくりと四球を選びワンアウト満塁というチャンスが到来した。 さあー迎えるバッターは左バッターの鈴木である。当然ピッチャーはストライクが入らず押し出し!!これで2対4である。 つづく仲はボール球を空振りすることで相手投手を助ける形になり、結局空振り三振に倒れる。ツーアウト満塁で向かえるバッターは... 今シーズン30打席立ってまだノーヒット(21打数0安打)の高馬であった。 しかしそんなデータを吹き飛ばすように初球を強振。打球はファールチップであったがスイングの鋭さにウイングスのナインは固唾を飲んだ。 そして4球目、高馬の放った打球はみんなの夢を乗せて左中間を破っていった。 走者一掃ツーベースでついに5対4と逆転に成功したのである。 寺井が倒れてチェンジになるとマウンドには和泉が上がった。 (肩は痛むがチームのためだ...) 第五章 〜一進一退〜 和泉のサイドからの投球もNAVYS打線には通用しなかった。 あっという間に二点をもぎ取られた。 一点を追いかけるウイングスにとってはこの回、一番からの好打順。 その西岡は速球を完璧にセンター前に弾き返した。 ところがつづく水野はランナーを進めることができない。その空振り三振の間に業を煮やした西岡は盗塁を決めてワンアウト二塁となった。 そして打者和泉という場面で西岡はなんと三塁へスチールを試みた! これがキャッチャーの悪送球を誘い再び同点となった。 ちなみにこの後小西の盗塁失敗などで攻撃は終わる。 最終章 〜翼を広げて〜 さー最終回だ。 5回表は和泉が超スローボールを効果的に使い0点に抑える。 そして5回裏、先頭の西村君はレフト前にクリーンヒット。 「ここは一発を狙う場面やろう。」といきまいて打席に立った鈴木は空振りを三つしてベンチに帰ってきた。 ところがつづく仲、高馬が連続で死球をくらいワンアウト満塁! そこで打席に立つのは職人寺井。 寺井は際どいコースをすべて選び、投げるところのなくなった相手投手から押し出しの四球をもぎ取った。サヨナラ勝ちである! というわけで二回戦進出を決めました。 |