<生化学実習・傾向と対策>

 

 基本的に実習中に配られるプリントに従い実験を進めていくので、教科書は参考程度に。後ろの方に付いている実習レポートとかいうのも
使いません。ただ、教科書を読んで行けば、実験の理解度は確実にアップしますよ。一応教科書と白衣は忘れると欠席になってしまうので
注意しましょう。それでは各論に入ります。(『』内はレポート課題です。)
第一週 1.実習の説明と器具の使用法 班に別れ、主にピペット類の実験器具の名称と使い方を覚えます。その後深江先生の前で正しいピペットの使い方ができたら終了。初日はレポート無しです。(ELISA ホウ
2.糖及び尿に関する実験 @糖の定性反応(P12〜14)、A尿検査、B糖尿病に関する実験(P36〜39)。プリント通りに実験を進めていけば問題ありません。Aは自分の尿を採取して健康診断の時のような尿検査をします。『糖尿病について 1、どんな病気か 2、なぜ危険か(歯周疾患に対する影響も) それぞれレポート用紙一枚ずつ簡潔に。』
キュウ 光度 コウド ケイ カタ をマスターする
3.血液タンパク質に関する実験 @血球と血漿の分離(P40)、A塩析による血漿タンパク質の分離(P40〜41)、B血漿タンパク質の電気泳動(P41〜P43)、C赤血球とヘモグロビンに関する実験(P44〜45)。各班の代表者が深江先生に採血されます(5ml)。その血液を使って実験します。『各班ごとの電気泳動の結果から先生が出題する。』
1.細胞内小器官の分画とミトコンドリアの呼吸(P52〜59) この実験に関しては、プリントが配られず、教科書通りに実験が進められます。予習しておくと◎。『実験で得られたデータを処理し、考察する。』
      (1)肝ホモジネートの調整
      (2)核の分離
      (3)ミトコンドリアの分離
 レポートは 計算 ケイサン 面倒 メンドウ
2 ミカエリス定数(Km)を求める実験 アルカリフォスファターゼのKmを求める実験(P82〜85)、コハク酸脱水素酵素のKmを求める実験(P85〜89)。
     A 阻害剤なしの実験
     B 阻害剤(アンチマイシンA)を入れた実験
     C 阻害剤(マロン酸ナトリウム溶液)を入れた実験
数学が得意な人なら楽勝です。計算機はあった方がいいです。

  『  ・各酵素反応をグラフに表す。
     ・各基質濃度における反応の初速度を求める。
     ・Kmを求めるためのグラフを書き、Km(mol/l)を求める。

      Kmの計算過程を書く、グラフ用紙にすべてのグラフを書く、
      グラフのデータを考察する、理想的にはどうあるべきか。』
3.遺伝子組換え実験  教科書には該当頁無し。先生の説明をよく聞いて、プリントに従って実験してください。最後に、先生の実験の内容に関する質問に答えられたら終了です。
   (1)制限酵素によるDNAの切断
   (2)リガーゼによる遺伝子の結合(ライゲーション)
   (3)大腸菌への遺伝子挿入
   (4)アガロース電気泳動

 『プラスミドの構造と役割、制限酵素とリガーゼの作用をよく理解し、遺伝
  子組み換えの基本操作を理解する。
   1.プラスミド、制限酵素、DNAリガーゼについてまとめる。
   2・電気泳動の結果から、プラスミド、λファージの構造、
     リガーゼによるDNAの結合を考察する。』
第三週 1.唾液.プラークによる乳酸産生とpHの変化 @酵素法による唾液、プラークの乳酸産生の定量 (P144〜145)
A唾液のpH変化(P145〜146)。班全員で協力して、唾液20ml+プラーク少々を採取します。

ですからお昼はブラッシングを我慢して、洗口程度に留めておいたほうがいいと思います。『実験データをまとめ、考察する。』
2.硬組織の無機質及びコラーゲンに関する実験 @Caの定量
APの定量
BOH-Pro(ヒドロキシプロリン)の定量
C薄層クロマトグラフィー(P135〜139)。
@〜Cいずれも生化Vで学習した内容なので、問題は無いと思います。計算機は持ってきたほうがいいです。『1、エナメル質、象牙質、骨それぞれに含まれるCa、P、OH-Proの割合を実験データより求める。また、Ca/P比を求める。2、エナメル質、象牙質、骨それぞれに含まれるCa+PO4+コラーゲンの割合を求める。3、クロマトグラフィーの結果からRf値を求める。』

レポートは計算がめんどくさいが、考察のいらない実験。
3.PCR法及びELISA法によるアメロゲニンの検出(該当頁無し) 第二週‐3で使ったプリントの内容も参考になるので、持ってきといたほうがいいです。PCR法については、ヒトゲノム計画に関連する内容なので、それに関する本をある程度読みあさっておくと非常に理解度が高まると思います。この実験終了後、先生の質問に答えて終了・・・かと思いきや、第二週‐2で大腸菌の培養をしたときの結果が出ているので、それを観察して終了です。
『 1.PCRの原理を説明する。
  2.PCRの結果からアメロゲニン遺伝子のイントロンとエクソンの構造を考察する。
  3.肝臓と歯胚でのアメロゲニン遺伝子の発現を考察する。
  4.ELISA法の原理を説明する。
  5.アメロゲニンタンパク質について考察する。
  6.エナメル基質の構成タンパク質の特徴と他の硬組織の構成タンパク質について考察する。』

   学習課題
     1.DNA合成について確認
     2.逆転写酵素について調べる。

大井田先生による簡単な口頭試問あり。