序章

経済は、需要と供給によって価格が決定され、市場で売買されるのです。

    需要とは、「消費者が欲しいと思うこと」であり、

    供給とは、「財やサービスを生産し消費者に買って欲しいと思うこと」です。

ここで、欲しい量と生産量が一致したところで、その財やサービスの価格が決まるのです。

       

 

と、ここまでは高校の政治経済のレベルです。ここからマクロ入門レベルへと勉強していきます。

 

1章  GDP

 @)GDPとは

  今、パン工場ではパンを作ろうとしています。さて、何が必要でしょうか?

材料が必要です。例えば小麦粉としておきましょう。他には、パンを作る人が必要です。また、機械など工場の設備も必要でしょう。

  GDPに関して、次の式が与えられます。

「売買された財、サービスの合計」−「原材料」=GDP(国内総生産)

 ここで言う、「売買された財、サービスの合計」とは、作ったパンをお金に換算したものです。「原材料」とは、小麦粉のことです。注意すべきことは、原材料には機械は入らないということです。(この機械を固定資本)といいます。ここで、GDPとGNPについて定義します。

国内総生産(GDP)とは、その国の領土内で1年間に生み出された財、サービスの総額である。

国民総生産(GNP)とは、その国の人が1年間に生み出した財、サービスの総額である。

したがって、海外で働く日本人が生み出した財、サービスの額は、日本のGNPとなるのです。

  では、なぜGDPを計算するのでしょうか。それは、その国の人々の生活水準を計るためです。これは、GDPを国民の数で割った、「一人当たりのGDP」を用いて計算します。

 A)フローとストック

  フローとは時点と時点の変化の量を表し、GDPや付加価値があります。一方ストックとは、現在どれだけあるか、という、その時点のみの数値を言います。

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