中学英語、レッスン1

英語の学校での教え方に色々な批判は出ていると思いますが、でも、教える内容にそれほどの問題はない、というのが私の意見です。実際、中学英語の最初のページだけでどの位役に立つでしょう?

Hello.

This is a pen.

I am a student.

これって実用の役にたつんでしょうか。

例えば、あなたがアメリカなどへ旅行したとします。アメリカへ入国するときには Immigration (入国)の洗礼をまず受けるわけです。(ハワイあたりだと日本語を話す係官もいますが、ほかではあまり期待できないし、やはりちょっとは英語で応対したほうが入国はスムースにいくでしょう!)たいていはしかめっ面の入国審査官ですが、まぁ、無難な線で、

Hello.

と言って、にっこりしましょう。とはいえ、笑ってごまかそうとしているわけではなくて、パスポートと航空券のチケットを見せ、

I am Japanese.

そして、

This is my holiday.

さあこれだけで「私は日本人」「入国目的は観光」ということが伝わります。ややこしいことは一切必要ありません!

英語の授業で、とりあえず習った文型・表現だけでも、こういう使い方だってあるだろう、と、色々応用例を出してくれれば、即実用性もあるし、実際どう使うのか分かりやすいはず。

この例のほかにも、実際、"This is ... " と言う形の文は結構日常口にします。色々な状況で使える文型なわけです。

This is ridiculous! (「バカバカしい!」)

バスがこなくていらいらしているようなとき、インターネット接続が遅いような時、よく使います。アメリカ人なんか、よく

This is nuts!

などとやっています。お天気を話題に、

This is a lovely day!  (いいお天気ねぇ。)

This is an awful weather! (ひどい天気じゃない。)

普通こういう表現は、「感嘆文」というのを使って、

What a lovely day!

と教えています。それは確かにそうなんだけども、それだけしか教えないのでは、融通がないというもの。

宴会をしている時。色々な飲み物・食べ物をウェイトレスが持ってきて、席の端っこにいたあなたが、食べ物の皿をみんなに渡してあげている時など、

This is yours.

This is mine.

Is this John's? (What did he order?)

などと言いつつ、手渡していくのもよく遭遇する情景。

こうして、"This is ... " をもとにした文型は、日常のおしゃべりでも案外使っているわけです。だからこそ教科書では筆頭から教えているのでしょう!

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