歯医者に行く(2)

歯医者がしてくれた詰め物には、問題はなかったので、再び歯医者に行くことは、ちょっと納得がいかなかったが、予約を入れてしまったので、出かけていった。今回は、X線で大量の歯の写真をとられた後、scaling and root planningという治療が施された。歯茎のラインの下側の歯の洗浄と言ったところか・・・・・詰め物をした歯に、Crown(覆い?)をかぶせる予定なのだが、その前に、ほかの歯や歯茎の治療も行うようだ。

治療が終わった後、歯医者が妙なことを、聞いてきた。「翻訳をしてくれるような知り合いは、いない?ちょっと、やさしく説明するのは難しいことだから、そういう人がいると助かるのよ。」。私が、歯医者の用語を全然理解していないのでそんなことを、言ったのだろうか・・・。私は、「いません」と答えた。大学のInternational centerで問い合わせれば、いるのかもしれないが、そんな面倒なことをしたくない。さらに、「なにかの薬を飲んでいない?」とか、聞いてきた。治療中に、出血が多かったらしく、薬のせいではないかと疑ったようだ。私は、「NO」と答えた。そのときの、治療に対しては、50ドル支払わねば、ならなかった。

治療は、さらに続き、第3回目には、歯石の除去が行われた。歯茎のラインの下側の部分の歯石取りで、Deep cleaning とも言われる。麻酔は使われるが、時々かなり痛む治療である。このときは、すべての歯のうち4分の1だけだった。つまり、残り3回、この歯石取りの治療がおこなわれることになる。各回に50ドル支払った。つまり、歯石取りに全部あわせて200ドルかかってしまうことになる。もちろん、保険は効いているのだが、それでもこんなに高い。日本でもこんなにかかるのだろうか・・・・・ただ、治療の効果は抜群で、歯石取りの後、歯茎の状態はみるみる回復した。私が日本にいたときは、予約が必要でなく、いつ行っても空いていて、歯の詰め物が取れれば、再び詰め物をするだけで、すぐに治療が終わるいうすばらしい(??)歯医者に行っていたのだが、そこでは、歯石取りなんてやってもらったことは、なかった。アメリカの歯科技術は、日本より10年くらい進んでいると言われているが、私の行っていた歯医者に比べれば、30年くらい進んでいるかもしれない。

3回目の治療の後、歯医者は恐るべきことを言い出した。「治療中に、歯の出血が多いから、あなたのかかりつけのドクターのところに行って、健康診断と血液検査をしてきて欲しいのよ。」。実は、アメリカに来て、私は一度も医者のオフィスに行ったことはなかった。もちろん、医療保険に加入しており、その際にかかりつけの医者(ホームドクター)を決めてあるのだが、風邪の治療はおろか、問診にも行っていない。それゆえ、初めての体験である。やったことがないことを、するというのは、やはり不安がつきまとうもので、気が重くなった。

次回は、一般病院への訪問である。

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