歯医者に行く(4)ー番外編2ー

歯医者に最初に診てもらいに行った際に、問診表を書かされたのだが、そこに書かれた英単語の意味がわからず苦労したので、今回一般病院に行く際には、できる限りたくさんの辞書の類をもって、出かけていった。

受付に行って、「何時に予約を入れた誰々です」と言って保険カードを見せると、案の定、問診表を手渡され、書き込むように指示された。待合室のいすに座って、カバンから辞書などを取り出して、問診表に取り組んだ。過去の病歴、家族の病歴、アレルギー等は歯医者でも聞かれたが、「未来に対して、希望がありますか」といったメンタルな質問まであるのは、ホームドクターらしいといったところだろうか。

まだ書き込みを終わっていないころ、私の名前が呼ばれて、誰もいない診察室に案内された。そこで、問診表の書き込みを終了した。しばらくすると看護婦らしき人物がやってきて、身長・体重などを計測した。それからしばらくすると、ドクターがやってきた。30代後半から、40代前半と思われる女性の医者である。

私の記入した問診表を見ながら、私の病歴、家族の病歴などを聞いてきた。アメリカに入国した際に予防接種をしたかときかれ、「NO」と答えると驚いたようだった。いまどき、そんなことをするのだろうか・・・さらに何かの病気の名前を言ったのだが、私が理解できなかったので、ドクターに私の持っている辞書を渡して、指し示してもらった。”破傷風”。破傷風の注射を打ったか聞いていたのだった。私の返事は「No」。ドクターは「アメリカ人は、10年に1度打つことになっているのだが、今打っておくか?」。私の返事は「No」。そんなの打ちたくない。

そのあとは、触診。胸をぽんぽん。背中をぽんぽん。視診。「口をあけて。あーと言って」。

それから、「???も診ようか?」と言われた。ちょっと彼女の表情が微妙だったのが気になったが、単語の意味がわからなかったので、辞書を渡すと、”生殖器”を彼女は指し示した。「いいです」。私は辞退した。

病院に来たのは、歯医者から血液検査をしてくるようにと言われたからなのだが、ドクターは、ここでは血液検査ができないから、明日の朝、朝食前に、指定された病院に行って来るように指示した。次の朝、その病院に出かけると、特に問題もなく、血液検査は終了した。ちなみに、健康診断を行った病院では5ドル支払い、血液検査の病院では払っていない。

しばらくしてから、郵便で病院から手紙が届いた。血液検査の結果でも載っているのかなと思って見ると、なんと請求書。115ドルの請求。しかも、これは健康診断だけに対する請求である。血液検査は含まれていない。「た・たかい!!」。請求書を良く見ると、私の名前のスペルが間違っている。病院に問い合わせると、スペルの間違いで、保険会社に請求できなかったと言うことだった。その請求書は、破棄するように言われた。ほっとした。

ところが、またしばらくすると、再び請求書が届いた。再び115ドルの請求。請求書をみると、保険会社が支払いを拒否したようだ。保険会社に問い合わせると、私を見てくれた医者が私のホームドクターと違うからだと言われた。「ホームドクターが休暇中だったので、病院側が別のドクターをアレンジしたのだ」と説明すると、保険会社は病院に確認を取った。その結果、保険会社から115ドルが支払われることになった。

とりあえず、ほっとしたものの、もしかすると、今後、血液検査に対する請求書が送られてくるのではないかと、今でもひやひやしている。

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