歯医者に行く(6)かかりつけの歯医者に、”親知らず”を抜いてくるようにと、別の医院を照会された。どの病院でもそうだが、まず電話で予約をいれてから、出かけていくことになる。今回は、かかりつけの医者からのRefferal(照会状)を持っての来院である。私の加入している保険では、かかりつけの歯医者での治療の場合は、保険が支払われるが、それ以外の歯医者での治療の場合、紹介状がない限り、保険は降りない。 照会された歯医者(正確には、oral surgery 口腔外科医院)は、East Brunswickにあり、ちょっとRutgersからは、離れている。車がないといけない場所なので、車で行ったのだが、ルート18という道路を走るのは、車を乗り始めて日の浅い私には、おっかなびっくりの運転であった。 歯医者にいくと、ほかの病院と同じく、問診表に、生年月日やら、病歴やら、アレルギーがあるかどうかとか、お金をきちんと払いますとかいうことを、記入させられた。そのあとX線をとられて、歯医者が治療について、あれこれ説明してくれた。説明だけで、治療がなにもなかったので、驚いて聞くと、今回は、Consultation(診察)のみだと言うことだった。保険の都合で、そうしないといけないのだそうだ。次は、手術なので、運転手を連れてきなさいと言われた。手術のあとは、車を運転して帰るのは、危険だからであるが、そんなことを言われても、私は困るのである。 1週間ほどあとに、再び来院である。指示されたとおり朝食をとらず、出かけていった。手術の前に、ある同意書にサインさせられた。書いてあった内容は、「麻酔をうつと、まれに、意識障害等が起こることがあります。このことを、承知しますか?」とかいうものだったと思う。ちょっと、おっかなびっくりでサインした。 日本でもそうだと思うが、親知らずの抜歯と言うのは、あっというまに終わる。あとは、痛み止めの薬の処方箋をもらってから、帰った。もちろん、自分で車を運転した。その後、1週間ほどして、経過を見てもらうために、再び来院した。経過は良好で、終了である。 ここで、ちょっと保険のことを書いておこう。 最初の来院のとき、受付で、歯医者の保険以外に、加入している保険はあるかと聞かれたので、一応、一般病院用の保険証も見せておいた。口腔外科なので、もしかしたら一般病院用の保険も適応されるかなと、思ったからである。実際には、全くその保険からは、金は降りなかった。のちに、その保険会社から、次のような報告書が来た。
結局、その保険は全くカバーしなかったと言うことである。 歯医者専用の保険のほうが、全額カバーしてくれたのか、いまのところ請求書は私のところに届いていない。今後も、届かないことを祈るのみである。 後日談----
ずいぶんと時間が経ってから、この医院から連絡があった。保険会社に金を請求したが、拒否されたとの事だった。保険会社からの書類を見ると、どうも手違いがあったらしい。問題が複雑になったので、大学にいる保険問題専門のスタッフに助けを求めることにした。その人によると、抜歯には、一般医療保険、歯医者専用の保険の両方が適応されるということだった。結局、そのスタッフのおかげで、この抜歯に対する支払は、50ドルにとどまった。
この件に限らず、医療保険は、こちらで生活をしていて頭を悩ませる最大の問題の一つである。
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