アメリカのすべての大学にあるかどうかは知らないが、少なくともRutgersには、警察組織が存在する。このことを、はじめて知ったとき、結構驚いた。日本では、警察は、大学のキャンパスには無断では入れないはずである。学長などの依頼がない限り、大学構内には入ってはいけないと聞いたことがある。それが、大学の自治というものらしい。 私の出身大学には、過激派と呼ばれる人たちがいたので、よく地元の警察がきて、彼らの活動を写真に撮っていた。警察といっても、警察官の制服を着ているわけではなく、私服なのだが、黒いサングラスをして、帽子をかぶり、大学の門の辺りでうろうろして非常にあやしいので、すぐに警察と分かるのだ。彼らは警察と分からないように、そのような格好をしているのではなく、顔がわからないようにそのような格好をしているのだと思う。とにかく、彼らはキャンパスの中には、入ってこなかった。 それで、Rutgers警察が何をしているかといえば、まず第一にパトロールだろう。キャンパスの上の道路をぐるぐると車で巡回しているので、よく見かける。もちろん車には、Rutgers Policeと書いてある。24時間、なにかあれば、すぐに飛んでくるはずである。 私が、キャンパスの上にあるアパートに住んでいたとき、いきなりRutgers警察の訪問を受けたことがある。「Fire Inspectionです。」と言って、女性警官がやってきた。ガスレンジなどの、火の出るものの点検である。「きれいね」と言って、何事もなく帰ってくれた。消防の仕事も、するようである。
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