Rutgers

わたしは、この大学で仕事を得る1年ほど前まで、Rutgersなど全然知らなかった(笑)。と言っても、わたしが知っているアメリカの大学など、たかが知れていた。ハーバード、MIT、スタンフォード、エール、プリンストン(ちなみにプリンストンは、Rutgersから近い)、UCLA、コロンビア…。だから、日本の普通の人が、この大学を知るはずもないだろう。知ってからも、この発音の仕方が分からず、ラトーガ?などと発音していた。実際には、ラトガースと発音する。

この大学は、結構歴史があって、1766年創設だそうだ。だから、慶応大学より古いのだ。規模もかなり大きくて、学生数は全米4位だそうだ。キャンパスは、ニュージャージー中に分散していて、ニューヨーク近郊のNewark(ニューアークと日本の地図には書いているが、ヌ・ワークと発音するほうが近いと思う)、フィラデルフィア近郊のCamden(カムデン)、それにわたしのいるNew Brunswick(ニューブランズウィック)にある。New Brunswickには、キャンパスが4つあり、ここがRutgersの中心と言えよう。

New Brunswick以外のキャンパスには行ったことがないので、説明はNew Brunswickのキャンパスのみについてである。ここには、上述したように、4つのキャンパス、Busch, Livingston, College Avenue, Cook/Douglass がある。正確には、前者二つは、Piscataway(ピスカタウェイ)というまちにあり、後者2つが、New Brunswickにある。ちなみに、わたしはBusch campusで多くの時間を過ごしている。

これら4つのキャンパスを結ぶキャンパスバスが走っており、無料である。しかも、誰が乗っても無料である。夏休みなどの学生がいないときは、本数は非常に少なくなるが、学生のいる間は、何系統ものバスが、非常に頻繁に走っていて便利である。たとえば、BuschとCollege avenueを結ぶバスは、二系統あるが、どちらかのバスが5分おきくらいにやってくるのである。何度も言うが、無料である。この辺りの地図は、こちらで見られる。

BuschとLivingstonはまだ新しいキャンパスで、山の上の造成地という感は、ぬぐえない。Buschは、自然科学の研究をする建物が多く立っている。Psychology(心理学)の建物もここにあり、多くの学生がいるようだ。Livingstonのキャンパスは、車やバスで通過するだけで、ほとんど行ったことがないので、よく知らない。Quadという名前の学生のドミトリーがあったり、巨大なイベントホールがあったり、巨大な駐車場があるというだけの感じがする。Buschよりも建物の数はまばらである。このキャンパスのほとんどは、森で占められているので、ここを車で通過すると、ときどき鹿を見るし、”鹿注意”の標識が出ている。

College avenueとCook/Douglass campusは、歴史のありそうなキャンパスである。College Avenue Campusは、New Brunswickのまちなかにあり、狭いキャンパスではあるが、”歴史ある大学”という感じがする。Busch Campusにいつもいる私から見ると、なんとなく華やかさを感じる。Cook/Douglass Campusは、4つのキャンパスの中では、もっとも美しいと思う。大木がたくさん生えていて、緑が美しい。秋には紅葉が美しいだろう。キャンパスの一角に池があり、その辺りが一番美しいと思う。池の周りをのんびりと散歩すれば、優雅なひとときを過ごせるだろう。わたしのいるBuschキャンパスにこのような場所があればいいのになあと思う。ただ、New Brunswickというまちは、ちょっと治安の良くない場所があるので、注意が必要である。Cook/Douglass Campusの近くのある場所を、夜には絶対に歩くなと、わたしは何度か注意されている。一度バスに乗って、日没後、通ったことがあるが、ちょっと、異様な雰囲気だった。

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