Student Centerというのは、日本で言う学食あるいは生協である。基本的に各キャンパスに一つあり、私が普段いるBuschキャンパスにも、もちろんある。ここでは、BuschキャンパスのStudent Centerについて書いてみる。 Student Centerには、食事をする場所だけでなく、郵便局や、銀行のATM、私は利用したことがないのだがゲームセンター、それにコンビニもある。日本人の知り合いは、あそこには、おにぎりが売ってないのでコンビニとは言えないといっていたが、極論であろう。コンビニの入り口には、ちゃんと「Convenience Store」と書いてあるので、間違いなくコンビニである。コンビニには、週刊誌やら、お菓子や、パン、ジュースや、牛乳、化粧品などなど、日本のコンビニにおいてあるようなものが置いてある。ただし、当然ながら日本のコンビニではメインとなる弁当は置いていない。Rutgersらしいものとしては、Rutgersのロゴ入りT-シャツ、トレーナー、マグカップ、ペナント、ペン、帽子などが売ってあり、当然ながらちょっと高い。ちなみに、私はこの店でRutgersのロゴ入りぬいぐるみを買ったことがある。今は、私の母の所有物である。アメリカのどこの店に行ってもそうなのだが、ここもカードを売るスペースは広く取ってある。カードと言うのは、誕生日おめでとうとか、結婚おめでとうとか書いたカードのことである。カードのために広いスペースを取るのは、アメリカらしいことだと思う。 掲示板もStudent centerにあり、Moving sale(引越しするときに、必要なくなったものを売り出すこと)や、アパートの広告や、車の広告が張ってある。私は、ここの掲示板に張ったあったチラシをみて、車を買った。 Student Centerのメインはやはり食事をする場所である。ここには、ピザや中華、ハンバーガーなどのカウンターが別々にあって、並んで注文して、金を払って、席に持っていく。はじめてここに来たとき、私は中華を食べた。食べてから私は思った。二度と中華は食いたくないと。油を使いすぎることと、肉の量が多すぎること。日本からの長旅を終えたばかりの私の胃には、あまりにも重すぎた。このキャンパスにたくさんいる中国人も言っている。”あれは中華ではない”と。店の看板には、英語でなにか書いてあるので、中国人に聞くと、”四川料理”と書いてあるそうだ。でも、中国人も言っている。大嘘だと。 そのあと、私は来る日も来る日も、昼食はピザを食いつづけた。そこの店には結構面白いおやじがいて、いろいろ話しかけてくる。私は寒がりで、そのことを研究室でもからかわれるのだが、このおやじも、からかうのである。「外は、80度だぜ。ジャケットなんか着て、暑くないのか?」なんて言われれば、私は「私には寒いのだ」と言い返す。また別の日には、「今日はよっぽど暑いんだね。いつものジャケットきてないじゃない?」などと言ってくる。しかも、私が注文する前から、私が、いつも注文する飲み物(Small ice tea)を、出してきたりする。このおやじは結構記憶力がいいのである。 ピザに飽きてきたころ、中華に再び挑戦してみた。この店では、ライスあるいは麺の上に、なにか料理を乗せたものを出している。この店で働いているのは、ほとんどが中国人なのだが、そのなかで一番偉そうな年長のおじさんが、ライスや料理を盛り付けてくれる。最初に器を選ぶのだが、私は、いつも小さなボールを選ぶ。茶碗くらいの大きさのプラスチックの器である。それから、白米か、チャーハンか、麺を選んで、その上に、乗せる料理を選ぶ。私のお気に入りは、String beans and chikenである。おじさんは、とんでもないくらい山盛りに料理を盛ってくれる。それから、飲み物を選ぶ。こちらに来てはじめてここの料理を食べたときは、もう二度と食うまいと誓ったが、胃の調子が良くて、スプライトなどの炭酸飲料といっしょに食べれば、なんとか食べられることを発見した。しかしながら、料理の量がものすごいので、つついてもつついても、上に乗っている料理が減らず、ご飯が見えてきたころには、おなか一杯なんてこともある。この店で食事をすると、おまけとして、中が空洞になったせんべいのようなお菓子をくれる。そのなかに、おみくじのような物が入っているのだ。”あなたは、旅をすると良いことがありますよ”とか、”新しい服が手に入りますよ”とか書いてある。食後のお遊びである。
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