放置高校野球第3号(2007年3月9日発行)

南福岡工、4強一番乗り
非凡学園はサヨナラで8強入り

◇2日目の3試合が行われ、第3試合で南福岡工が明徳本家(高知)を下して4強一番乗りを果たした。第2試合では非凡学園(香川)が、今大会初のサヨナラ勝ちを収めて8強入り。この他、松岬自動車学校(山形)も8強入りした。3日目は準々決勝の残る3試合が行われ、ベスト4が出揃う。

鮮やか逆転 松岬自動車学校
藤田学園、追加点奪えず

第1試合
松岬自動車学校
(山形)
10
 
藤 田 学 園
(和歌山)
【松】大竹−天田 【藤】皆川、軽部−森谷
▽三塁打(松)大竹 ▽二塁打(松)今東2、天田2、大竹 (藤)藤村、山本

◇1点を追う松岬自動車学校は7回、2アウト二塁から、鈴木がレフトへ適時打を放ち同点。さらに続く天田が左翼戦に、大竹が右翼戦に適時二塁打を放ち逆転に成功、そのまま押し切った。藤田学園は2回に先制し、その後も度々走者を得点圏に進めたが、追加点を奪えずに逆転を許した。


7回表、松岬自動車学校・大竹は右翼線に3点目となる適時二塁打を放つ

☆下位打線が爆発―松岬自動車学校
 7回の逆転劇は、6番・今東の二塁打からの4連打だった。特に今東は2本の二塁打を含む3安打猛打賞、7番・鈴木、8番・天田、9番・大竹も2安打1打点の活躍で、チーム10本のヒットのうち9本をこの4人が放った。大竹は自らの適時打(3点目)でピッチングを楽にし、この後も度重なるピンチもしのいでいった。

☆反撃のチャンス、本塁で憤死―藤田学園
 逆転を許した直後、7回裏に先頭の山本が二塁打で出塁、続く中島の中前打で山本が本塁に突入するが、間一髪タッチアウト。これで反撃ムードがしぼんだか、この後連続三振を喫し、流れを呼び戻せなかった。

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乾サヨナラ打 非凡学園8強進出
白虎・久米、4安打完投報われず

第2試合
白  虎
(南北海道)
 
非凡学園
(香川)
1x
【白】久米−小久保 【非】前田−江口
▽三塁打(白)小久保 (非)原 ▽二塁打(白)吉国、福冨 (宇)乾

◇非凡学園は同点で迎えた9回裏、死球の走者を一塁に置いて、6番・乾がレフトオーバーの二塁打を放ち、サヨナラ勝ちした。白虎は非凡学園の先発・前田の立ち上がりを攻め、5球で1点を奪ったが、5回以降は立ち直った前田の前にノーヒットに抑えられた。


サヨナラの適時二塁打を放つ、非凡学園・乾

☆好投のエースに捧げる一打―非凡学園・乾忠
 3安打に抑えられていた非凡学園のピンチを救ったのは、ここまで2三振を喫し、無安打に抑えられていた乾だった。エースの前田は、4回までに6安打を白虎打線に許すも、それ以降は無安打に抑えていた。非凡学園も5回以降は無安打だっただけに、均衡を破る乾のこの一打は値千金以上の価値があった。

☆痛恨の死球―白虎・久米光幸
 延長戦突入かと思われた9回2アウトから、好投の久米が突如崩れた。5番の岩城への初球が死球になったところで、勝負があったのかもしれない。この日も9奪三振、鮮烈な印象を残したまま、好左腕が姿を消した。

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序盤一気、南福岡工が快勝
明徳本家・東本17球でKO

第3試合
南福岡工
(福岡)
10
 
明徳本家
(高知)
【南】和田−山崎 【明】東本、君津、木原−大家
▽二塁打(南)服部、持永 (明)和田、大槻2

◇南福岡工は初回、服部の2点適時二塁打などで3点を奪うと、6回にも5安打を集めて3点を追加して勝負を決めた。先発の和田も7安打を許しながら2併殺を奪う効率的な投球で明徳本家打線を2点に抑えた。明徳本家は連投の先発・東本が1回もたずにKOされたのが誤算だった。


2失点完投の南福岡工先発・和田

☆電光石火の先制攻撃―南福岡工
 相手先発・東本の立ち上がりをとらえて3安打(1死球)を集めて3点を先制した南福岡工。その後代わった君津に抑えられていたものの、6回には5安打3点で君津も打ち込んで勝負を決めた。特に4番の服部は3安打3打点の大当たり。次は中一日空いての準決勝。打ち出すと止まらない打線がどこまで爆発するか。

☆気を吐く2打点―明徳本家・大槻正輝
 6点を追う7回に、2点適時二塁打を放ったのは6番の2年生、大槻だった。2回に併殺打を打ってしまったが、それを取り返す一打となった。この日2安打で2試合での打率は.600。2年生がチームを引っ張った。

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▽明日の見どころ▽

○準々決勝○

☆第1試合☆ 竜鳴館学園(神奈川) − 福島高専(福島)
 打撃力で竜鳴館学園が優位か。初戦でも2ケタ安打を記録し、エースの片岡も無四球に抑えていた。初戦2失策の守備がどこまで踏みとどまれるか。福島高専はエースの渡辺の粘り次第。打線は初戦で集中打を見せ、その再現を狙う。

☆第2試合☆ 小金井工(西東京) − 松岬自動車学校(山形)
 小金井工はエースの小笠原を中心とした野球で勝負を挑む。球質の重い小笠原からは連打が期待できないだけに、ロースコアでの試合になるか。連投になる松岬・大竹は投手交代のタイミングがカギ。元気の無い上位打線が奮起できるか。

☆第3試合☆ 非凡学園(香川) − 藤枝明誠(静岡)
 藤枝明誠のエース・隈のピッチングに注目。MAX148kmの直球に加え、キレも十分な多彩な変化球を持つ。スタミナ・コントロールも十分、走者を背負っても動じないと非の打ち所が無い。非凡学園は1回戦の白虎戦のように競り合いに勝機を見出したい。

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