放置高校野球第5号(2007年3月11日発行)

決勝戦は竜鳴館学園×藤枝明誠
両校とも継投で勝ち上がる

◇大会4日目は準決勝が行われ、竜鳴館学園(神奈川)と藤枝明誠(静岡)の2校が決勝に進出した。第1試合では竜鳴館学園が南福岡工(福岡)を2人の投手のリレーで4安打無失点に抑え、打線も3戦連続の2ケタ安打で快勝した。第2試合は藤枝明誠(静岡)が小金井工(西東京)との競り合いを、失策絡みの1点に相手を抑え、こちらも2人の投手のリレーで逃げ切った。

竜鳴館学園 片岡→本城の完封リレー
南福岡工、散発4安打に終わる

第1試合
竜鳴館学園
(神奈川)
14
 
南福岡工
(福島)
【竜】片岡、本城−松坂 【南】和田−山崎
▽三塁打(竜)泉田 ▽二塁打(竜)中曽根、加山、椛島

◇竜鳴館学園は3回に中曽根・加山の連続適時二塁打で2点を先制。5回にも中曽根の適時打で追加点を挙げると、6回には片岡の犠飛でダメを押した。投げては先発の片岡と、その片岡を6回途中からリリーフした本城が南福岡工打線を散発4安打、無四球完封リレーを果たした。南福岡工は、少ない安打から犠打を確実に決めて好機をうかがったが、得点圏でもう一本が出なかった。


5回、この日2打点目となる適時打を放つ竜鳴館学園・中曽根

☆3戦連続打点、恐怖の2番打者―竜鳴館学園・中曽根雅博
 1回戦の対宇部商戦で決勝のランニングホームランを打った中曽根が波に乗っている。準々決勝の対福島高専戦でも先制打を放ち、この日は先制打、中押し打を含む3安打2打点の活躍。今大会は13打数5安打(打率.385)1本塁打4打点と大当たり。調子を上げているだけに、決勝の舞台ではクリーンアップより恐い存在になるかもしれない。

☆打線に火がつかず―南福岡工
 連投の相手先発・片岡をとらえきれず、代わった本城からもチャンスを作ることが出来なかった。初戦で3安打3打点、この日も意地の1安打を放った4番・服部のにチャンスの状態で回すことが出来なかったのが惜しまれる。

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藤枝明誠 競り勝つも、課題残す
小金井工、8四死球でリズム作れず

第2試合
藤枝明誠
(静岡)
 
小金井工
(西東京)
【藤】隈、斎藤−江口 【小】小笠原、堀田−中家
▽三塁打(藤)藤木 ▽二塁打(藤)森岡
▽暴投(小)小笠原

◇藤枝明誠は1回、藤木の適時打で先制すると、2回には渕田の適時打で追加点。1点差に迫られた4回には隈のスクイズで再びリードを広げると、このリードを隈、斎藤のリレーで守りきった。小金井工は、2回に相手の失策につけこみ、中家の適時打で一時は1点差に詰め寄ったが、投手陣が8四死球を出し、攻撃にいいリズムを回すことが出来なかった。


1回表、藤枝明誠・藤木は中前適時打を放つ

☆決勝進出も攻撃に課題残す―藤枝明誠
 2点差という点差以上に内容では圧倒していた藤枝明誠だが、11残塁の拙攻、併殺打やスクイズ失敗も絡んで3得点に終わった。特に、8回・9回は相手にとどめを刺すチャンスがいくらでもありながら、どちらも無得点に終わっている。決勝戦は得点力のある竜鳴館学園が相手。チャンスを確実に生かせる攻撃が、決勝では求められる。

☆意地の一打もリード面に悔い残す―小金井工・中家久之
 チーム唯一の得点は、キャッチャーの中家のバットから生まれた。2回、失策と安打で作ったチャンスにセンターへ巧くはじき返した。だが、リードでは2人の投手の制球難を修正することができなかった。

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▽明日の見どころ▽

○決勝○ 竜鳴館学園(神奈川) − 藤枝明誠(静岡)

 3戦連続2ケタ安打の竜鳴館打線に勢いがある。藤枝明誠の隈・斎藤がどこまで踏みとどまれるかが勝負のカギ。竜鳴館は先発の片岡、そして準決勝で好救援の本城と投手陣は疲労を除けば磐石の状態。ここまでイマイチピリッとしない藤枝明誠の攻撃陣がこの2人を打ち崩すことが出来ないと、ワンサイドゲームになる可能性もある。両校共に3連戦。2番手投手の斎藤と本城の出来にもかかっている。

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