『Jリーグ観戦コラム(2001.9.29 FC東京VS浦和レッズ in東京スタジアム)』
                        2001.10.7 平井

 

 
FC東京 3−2 浦和レッズ    9月29日 東京スタジアム 27103人

前半 17 鈴木啓太(レ)
  21 佐藤由紀彦(東)
  21 佐藤由紀彦(東)
  29 ケリー(東)
  44 エメルソン(レ)
後半 27 アマラオ(東)

  東京 浦和
GK 12 4
CK 0 7
直FK 19 21
間FK 2 4

 

−試合前−

 試合当日、共に飛田給へと向かった山ケンとは駅で別れて「聖地」東京スタジアム向かう。これから試合後まではまさしく敵同士である。お互い健闘を誓う。

会場のスタジアムは前節の因縁(試合に負けた浦和サポーターが東京サポーターを試合後に駒場スタジアムに拘、ちょっとした問題になった。もあってか、異様な雰囲気に包まれていた。

レッズ選手の簡素で適当な選手紹介が終わり東京の選手紹介。

 今日も主将の藤山、動けるデブ小峰、我らが由紀彦、王様アマラオとほぼベストに近いメンバーが揃った。

そして東京側のボルテージも上がり、いつものようにサポーターソング「You’ll Never Walk Alone」 が流れる。

そして歌が終わった直後、あの山ケンから我々の歌を中傷する電話が!!絶対こんなやつに負けられるか。そんな気持ちで試合開始を待つ事になった。

−前半−

 予想どおり試合は序盤から激しくなった。序盤は浦和のペース。今期から加入したエメルソンは驚異のスピードだった。

エメルソンのスピードに慣れるまで東京のDFは彼にチャンスを造られ、その警戒のため彼にボールが渡る前に勝負がかけられない。

明らかなパスミスさえ彼はラインギリギリで追いつき、しかもそこからDFをドリブルで振り切る。敵ながら見ていて楽しかった、素晴らしい選手だ!

浦和ペースで進み17分、試合が動く。浦和のCK。東京がクリアしたボールを鈴木啓太がミドルレンジから豪快に決めてレッズが先制、、、、右足アウトサイドで振りぬいたシュート回転の掛かったボールが東京ゴールへ。今日はやばい、そう直感した、、、、、

 しかしここから東京の反撃が開始。21分にはアマラオが競ったこぼれ球を由紀彦が豪快にミドルシュート!!キーパーの手を弾きゴールイン。この美しいシュートが決まり東京はさらに勢いづく。

29分には得意のカウンターから最後はケリー!!ゴール前の混戦を制し確実にレッズゴールを揺らした。これはこの試合もらった!ハーフタイムにでも山ケンをばかにしようと思ったのだが。

悲劇は起きた。44分、東京DFの一瞬の隙をつきエメルソンの右足がうなった。前半は2−2でおり返す。

−後半−

後半は東京のペースで進む。そしていつものようにMF加賀見を投入してからさらに勢いが増す!そして試合のハイライトは後半27分。その加賀見から飛び出した由紀彦へのスルーパス、それを由紀彦がライン際なんとか踏ん張り中央におり返す。

そのボールをレッズ井原がクリアーするもこれが中途半端で、しょぼいクリアーとなりケリーのもとへ。そしてケリーのシュートのコボレを押しこんだのは我らが王様「アマラオ!」

アマラオの今期12ゴール目でついに勝ち越しに成功する。やはり井原はレッズの穴であった。

 その後、レッズの攻撃を東京DFは体を張ったプレイで阻止。前半は驚異であったエメルソンも最後は若さを露呈してかワンマンプレーを連発し、東京DFを助けてくれた。

そしてついに試合は3−2で東京勝利!!もれなく山ケンから当分の優越権を獲得したのである。

−試合後感想−

 この試合の結果は「組織の東京」が「個のレッズ」を上回った結果といえる。全体の戦術意識、バランス、経験の差が勝敗を分けた。

特にFWの差、周りを簡単に使おうとするアマラオと、一人でなんとかしようとするエメルソン、トゥットの経験の差が大きかったのではないか。

そしてこれからは優勝を狙うにあたり、次節の名古屋戦、次次節の磐田戦が鍵となる。特に磐田は戦術理解、個人能力がともに備わったチームであり、東京よりは確実にチーム力が上である。

これを補うにはホームの地を生かしたサポーターの大声援以外にはない。17日の磐田戦、東京の勝利のために国立へと向かいます。