お題:「中田英寿の移籍について」
                     2001.5.30 山健
 

 土曜日の新聞に中田がEnglandのプレミアリーグの名門アーセナルに移籍かとでっかく載っていた。

スポーツ新聞だけでなく、朝日新聞などの大きな新聞にも載っていたので信憑性は高いかもしれない。

 そもそも中田の移籍話は今シーズンの最初からあった。昨期の移籍直後はボランチで起用されていたが、
慣れないポジションのため悪戦苦闘していた。
そして、監督のカペッロも無理だと判断した最後の数試合はベンチに座ることを要求した。

中田の本来のポジションはトレクワリスタ(イタリア語でトップ下)である。
だが、ASローマではイタリア代表であり、「王子」でもあるフランチェスコ・トッティの王座なのである。
ここでは両者の単純な比較はしないが、さすがの中田もここには座ることができなかった。

というか、ロマニスタが許さないだろう。ローマ出身で、ローマのユース出身であるトッティは、
ローマっ子のアイドルなのである。

その上ローマにアルゼンチン代表のガブリエル・バティストゥータとワルター・サムエル、
ブラジル代表エメルソンが入団してきてしまったため、今度はEU外選手(詳しくはまた今度)の
登録上の関係(3人まで)でベンチ入りすら出来なくなってしまったのだ。

イタリアで移籍できるのは夏と冬の2回だけである。
昨期の冬に移籍してきた中田はシーズン途中での移籍の難しさをよく知っているため、夏まで待つことにしたのだ。

だがここで、中田に有利に働く劇的な変化が起こった。
なんと、CALCIOで外国人枠の完全撤廃という夢みたいな事態に変わったのだ。

そして、ここがいかにもイタリアらしいのだが、この制度が今シーズンから適用される事になり、
急遽中田のベンチ入りが決まったのである。

そして、中田が大活躍したのはご存じのとおりである。

中田の移籍に関する現状はこの通りである(かなりいいかげんだが)。
次回は平井(元帝王)と中田の移籍先候補についてと、移籍の是か非かを議論したい。