A.C.MILANについて  
       2001.8.9 毛利

  1998−1999シーズンにスクデットを獲得したのですが、この年は首位のLAZIOが最後で勝ち星を伸ばせなかったために転がり込んだ優勝だったのでMILANISTとしては、あまり嬉しくはありませんでした。1991−1992シーズンはMILANは無敗でセリエAで優勝をし、3シーズンかけてリーグ58戦負けなし。MILANが負けるのが信じられない時代だった。

そんな、黄金期を築いたころのMILANと今のMILANの違いは、攻撃力だとおもう。そして、黄金期は優勝が当たり前だったのに今では、チャンピオンズリーグ出場圏内(セリエA4位以内)が目標である。これが現在のMILANの状況を示していると思います。

 ’86年に現在もMILAN会長のベルルスコーニ会長が就任した。彼はイタリアのメディア王で大富豪であり豊富な資金で積極的に選手を獲得した。現在では、リーグ戦とヨーロッパ杯とメンバーを変える、つまり2チーム分の選手を持つというターン・オーバー制は、今のBigクラブでは、当たり前だがこれを初めてしたのは、MILANなんです。(このために中田はROMEで出場機会が少なくなったのですが。)

話がそれたので戻します。特に有名なのはフリット、ファン・バステン、ライカールトのオランダ・トリオを揃えて’89・’90年にはチャンピオンズリーグを連覇とTOYOTA杯連覇した。このときMILANの監督は、アメリカW杯の準優勝したイタリア監督だったサッキである。彼の戦術は世界のサッカーを変えた。”プレッシングサッカー”聞いたことがあると思う。

ディフェンスラインを高く保ち前線からプレッシャーかける。加茂監督(なつかしい!)のゾーンプレスもそうです。つまりこのサッカーをするには、体力のある選手ではないとできない戦術だったのです。この戦術は、BAGGIOのようなファンタジスタにとっては、厳しい戦術でした。

ファンタジスタとは、フィジカルでは劣るが技術は高く、彼の一つのプレーで局面を変えられる選手だとします。つまり、彼のために一人の選手が犠牲になることもある。また10人で試合をしなくてはならない時間帯がある。プレッシングサッカーのサッキは、アメリカw杯でキーパーが退場となったときにエースのBAGGIOをかえた。「技術のある選手よりも体力のある選手が必要だった。」サッキが試合後にこのように語っていた。

また、話がそれました。現在のサッカーは、プレッシングサッカーの最終段階といわれています。’90年代前半で、この戦術をしたのは画期的だった。クライフが率いていたオランダのトータルサッカーと同じくらいに。オランダ・トリオを中心としたMILANのサッカーはとても攻撃的だった。ディフェンスは、バレージ、マルディーニと安定していた。先日、そのころの試合をビデオで観たのですがとてもおもしろいサッカーでした。サッキ監督の後任が現ROME監督のカペッロです。彼は、5年間で4回のスクデット獲得した。この頃がMILANの黄金期です。またその後はスペインでも優勝し「優勝請負人」と言われている。そんな期待を背負ってROMEの監督に就任して今年、優勝したのですから彼は、本当に凄い監督なんだなぁーと思います。

 今のMILANは、攻撃といえばシェフチェンコとセルジーニョしかいなかった。レオナルドとボバンは、フル出場するのは難しい。そのために、いつも攻撃が単調だった。今年のチャンピオンズリーグで2次予選まで残ってたのが不思議であった。今年のチャンピオンズリーグの決勝はMILANのホームのサン・シーロで行われ、そのため決勝進出が目標だったが、2次リーグ敗退の責任をとって、ザッケロー二監督辞任となった。MILANのホームでバイエルンが優勝するところをみるのは本当に辛かった。

ここで、勝利の美酒を味わえるのは、MILANだけなのに・・・昨シーズンまでは、トレ・クワリスタ(攻撃的MF)が不在だった。でも、今シーズンは、ポルトガルのルイ・コスタがMILANに移籍。そして、ユーべからインザーギ、スペインからUEFA杯の得点王のハビィ・モレノの移籍と攻撃陣は揃った。守備は、マルディーニとコスタクルタといるが年齢が33歳と35歳と高いのが不安ではあるが・・・今シーズン、ルイ・コスタからシェフチェンコ、そしてゴールというシーンが増えれば、スクデットも近い!

今シーズンのMILANは、なにかのサッカー雑誌で優勝候補に挙がっていた。2年連続でローマを本拠地にしているチームが優勝した。だから、今年は北部のチームつまり、MILANやユーべ、パルマ、インテルの巻き返しを期待している。だから、今年は、とても楽しみ!今年はMILANが17回目のスクデット獲得!そして、来年はチャンピオンズリーグで優勝し日本のTOYOTA杯でロッソネロ(赤と黒)のユニホームの活躍と今から期待をしている。

 A.C.MILANの事を語ろうと思いながら色々と脱線しましたが、僕のMILANへの情熱が伝われば嬉しいです。今年のセリエAの開幕が楽しみです。MILANの黄金期がまた来る日を期待しています。