第二回講義ノート (鳥越先生作成のプリントを掲載)

 

●社会学と社会調査

社会学 − 実証の学問であるから自分でデータを集めなければならない。
        *本来調査は社会科学全体で必要なもの

調査法 − 参与観察法
      − アンケート調査法 → サンプリング/確率

社会調査技法

 

社会調査の目的は現場の事実を知ることです。それを知るには、いろいろの方法があります。大きくはふたつに分かれます。

(1)現場に行かないで既存のデータに頼ること
       ex. 新聞、雑誌、テレビ、官庁統計資料、人からの聞き伝え、など
          これらはいわば受け身の資料ですが、自分自身で電話で問い合わせることもできます。

しかし、いちばん単純で確かなことは

(2)現場に行って人に聞くこと

現場に行って人に聞いたり、見たりする調査法を参与観察法と言います。私はこれをフィールド・ワークと読んでいます。専門分野によるとこの種のフィールド・ワークを10年以上も続けます。
しかし、多数の人を(たとえば3千人)ほぼ同じ時点で一度に調査することが要求されることが多くなってきました。それもできるだけ客観的なデータがほしいという要求がついています。みなさんが目にするアンケート調査というのがこれにあたります。
このアンケート調査をするには特定の技術が必要です。その技術のうち、一番中心で大切な技術であるアンケートの作り方について、今日から数回、実習します。この調査結果の分析の方法についても、ここで先に簡単に紹介しておきたいと思います(手作業とコンピュータの使用)。

 

≪この実習での具体的な目的≫

1.悪例を自習することを通じて、世に行き渡っているおかしなアンケートを見抜く力をつける。

2.自分でアンケート調査ができるプロフェッショナルな技術を身につける。

      

      * 実際は参与観察法とアンケート調査法の折衷的な調査が意外と多い。

 

 

●調査票の作り方

人が集まって顔をつきあわせて話し合っても、本当に聞くべき重要なことがでてくるとはかぎらない。
むしろそれぞれの発する問いがバラバラになってしまい、結局なにが聞きたいのかわからないということになりかねない。

論理的な調査表作成のために → 次元細分法

 

(つづく)