韓国性文化事情−

韓国といえば、儒教。国民のほとんどが無宗教というお国柄にあって、その生活観、思想、倫理をつかさどるのは儒教において他にないのである。概して儒教は女性を卑しいものとみなす傾向にある。そしてまた、性というものがあからさまに語られることを絶対的なタブーとしている。まるでかつての日本をみるかのようである。その日本は今や世界に誇るエロ大国。そして韓国でも今若い世代から性文化に大きな変動が起きている。最近、韓国で公開された映画「ディナーの後に(原題:처녀들의 저녁식사 処女たちの夕食)」はそんな変化する若者たちのライフスタイルを端的にあらわしているように思われる。文化は明らかに性革命の影響を受けている。今、韓国の文化はどうなっているのか。調査してみたい。というか、たんに見物してみたい。

 


 

■スタッフ
監督・脚本
イム・サンス
製 作
チャ・スンジェ

■キャスト
ジン・ヒギョン
カン・スヨン
キム・ヨジン

仲良し3人組が夕食パーティーを開く。適齢期の彼女たちのおしゃべりは近頃“性”に関する話題ばかり。それぞれ環境も価値観も違う3人には、当然“性”や結婚に対する考え方もまるで違う。しかし、食卓で絶えることなく続く大胆なおしゃべりが、いつしか3人の性意識に変化をもたらしていく。
「ディナーの後に」は韓国公開時「処女達の夕食」という一風変わったタイトルで大きな話題を呼んだ。しかし、3人の登場人物が繰り広げる性に対する議論は従来のスキャンダラスなものではない。シビアな視点でとらえた彼女たちの大胆な会話は、変化する韓国の若者のライフスタイルを端的に表している。