リード
統一学園祭が、11月3日〜6日の4日間「brand new2000〜関大な学園祭」というテーマで開催される。学園祭は学生がつくりだす年に一度の大イベントである。関大生のより多くの参加でもって、学園祭を盛り上げていこう。
関大の学園祭は正式名称を『関西大学統一学園祭といい、統一学園祭実行委員会・常任委員会(以下、常任)によって運営される。常任は各学部の祭実行委員会とサークル8パート(応援団・体育会・学術研究会・文化会・同好会・放送研究会・新聞会・高槻パート)の代表者が集まるサークル祭実行委員会によって構成される。
1997年度以降は、学生大会などを通じて学部生の承認を得た学園祭の代表機関が結成されない学部が生じた。そのため、各年度の常任は直接その学部での企画を集約することにより、全学部の学園祭への参加を実現し、統一学園祭を開催してきた。
今年度も文学部において、学園祭実行委員会が結成されなかったため、文学部生は常任による直接の企画集約によって、学園祭に参加するはこびとなった。
祭の理念「三本柱」
各祭実は、常任に集まる際に『三本柱』と呼ばれる理念を確認している。『三本柱』とは「日常の自主自治活動の集約・発展の場」「文化創造の場」「全学交流の場」を」指す。
これを簡潔に説明すると次のようになるかと思う。学園祭は単なる「お祭り」の場としてあるのではなく、学生が日々行っている自主自治活動の「集大成の場」として存在する。そこにおいては、学生独自の文化を築くとともに全学的な学生間の交流を生み出していく。そして、その成果を再び日常の活動へと還元していこうというものである。
また常任では、こうした統一学園祭の理念に加え、最低限守らねばならないものとして、「差別的な企画の禁止」「商業的な企画の禁止」「過度に危険な企画の禁止」の『禁止三項目』を確認している。
『三本柱』『禁止三項目』に見て取れるように、常任の果たす役割は、単に「形式」として全学部生参加の学園祭を作ることのみに収斂されるものではない。関大において唯一学園祭に責任を持つ、学生による全学組織として、どういった理念のものに学園祭を行っていくのか、といった方向性を示す重要な役割も担っているのである。
現在の学園祭では「創る側」と「観る側」の乖離による企画数の減少や、模擬店、あるいはTV番組のパロディーへの企画の集中など様々な課題が生まれてきている。
こうした情況を踏まえ、『三本柱』の理念を単なる建前とするのではなく、それを支えとして内実を作って行かねばならない。
学園祭を成功させよう
学園祭の歴史を振り返ると、自主自治管理−自主運営を目指した学生の取り組みに対し、大学当局が「予算」や教室「貸与」などの便宜供与」を盾に取り学園祭を管理・制限しようとする構図があきらかになる。大学当局により作られた「枠」のなかでの学園祭は、自ずと限界性を持ち、学生の自主的な意思決定とそれに基づく企画開催が自由に行うことは当然かなわない。
学園祭を学生の自主活動の成果を思う存分に発揮できる場として、実りあるものとしていくためには、より多くの関大生による学園祭への主体的な参加が必要となる。2000年度統一学園祭の成功、そして学生の自主自治活動の発展を目指し、取り組んでいこう。