第二凱風館建設が明らかに!
栗田和彦学生部長インタビュー
本紙の取材によって、関大当局が密かに新体育施設の建設計画を進めていることが明らかになった。新聞会では三月二一日に、新体育施設建設計画について、栗田学生部長(法学部教員)にインタビューを行った。以下、インタビューを掲載する。同席者は学生課の山田課長である。(二面に関連記事)
−新体育施設建設の計画はありますか。
栗田部長 あります。
−まず、建設計画の経緯を教えてください。
栗田部長 昨年の五月末に学長に対して、新体育施設建設を学生部長の名前で建言しました。その要望を学長が受け取って下さって、法人の理事会で審議されていました。建設が決定したのは今年に入ってからです。
−学生部長が建言された理由は何ですか。
栗田部長 前々より体育会本部から新施設建設の要請がありましたし、それに法文学舎裏にある相撲部や馬術部の施設といった老朽化した施設を改善しなければならなかったんです。
それと体育会の女子学生が増えてきていますが、これまでは女子学生のための施設が見劣りしていました。その点も改善する必要がありました。
そういった要因が色々あって、機が熟したとでも言いましょうか、私が建言したわけです。
−いつ着工されるのですか。
栗田部長 わかりませんね。三月末に二〇〇〇年度予算が決まってから、わかると思います。早ければ二〇〇〇年度中に着工するでしょうね。
−建設地はどこですか。
栗田部長 凱風館の南側です。現在、竹中工務店の事務所が設置されているあたりですね。
−新施設の大きさはどれぐらいですか。
栗田部長 地上三階建て、三〇〇〇uの大きさで私は要望を出しました。
−施設の中身を教えてください。
栗田部長 ボックスの他に練習場もありますね。
山田課長 凱風館と同様の施設が出来ると考えてください。
栗田部長 現在不十分である女子のトイレや更衣室といった女子学生用の共用スペース、またミーティングルームなどを充実させたものになると思います。
−ありがとうございました
第二凱風館建設〜当局に求められる学生に対する計画の説明
今回、本紙による学生部長へのインタビュー(一面に掲載)によって、新体育施設の建設が明らかになった。しかしこのことについて、これまで当局は自ら明らかにしようとしてこなかった。こうした姿勢は以前から一貫したものであり、当局はそうした姿勢を改め、学生に対して積極的に情報を明らかにしていくことが求められる。
今回本紙の取材によって新施設建設計画が明らかになったわけだが、当局はいまだ学生に対して何の説明も行っていない。
建設される新施設は、学生の自主的な活動の場となるものである。そのような学生にとって重要な問題を、当局は着工するまで非公開で通すのだろうか。
そもそも情報公開の徹底は、「なにか物事を決める時には、広く大学構成員間で協議を行い、決定していく」という大学自治の大前提である。情報公開を徹底した上で、オープンな議論の場があってこそ、はじめて大学自治が機能するのだ。従って当局には、今回の計画に関してその詳細を明らかにする義務があるはずだ。
しかし当局は、計画についてほとんど明らかにしていない。こうした当局の姿勢は今に始まったことではなく、これまでもずっと取られてきたことだ。
例えば昨年の新大学院棟建設を思い出してほしい(詳しくは本紙三九一号に掲載)。学生の自主的な活動領域の一方的な切り縮めであった大学院棟問題と、ボックス棟建設である今回の新凱風館建設計画では、建造物が違えども、学生に明らかにされず計画が進められている点では全く同じであろう。
当局はこれまでの姿勢を改め、早急に学生に対して説明すべきだ。
また一方で、情報公開の徹底のみで事足りるものでもない。あくまでも情報を明らかにしていくことは、よりよい大学を作り出す第一歩に過ぎないのだ。
そのことは、体育会ボックス棟が建築される他方で、依然として体育会以外のサークルボックスが絶対的に不足しており、しかも、数少ないサークルボックス(誠之館)自体、老朽化が著しい情況から明らかだ。
当局はそうした関大の情況に、見て見ぬ振りをしてきたのだ。この情況は、体育会のサークル棟だけを建設すれば、解決する問題ではない。この問題の根本的な解決のために、当局には早急にサークルボックス棟の改築・増築や総合学生会館の建設が求められている情況なのである。
そうした学内の諸課題を克服していくためには、当局の真摯な姿勢は当然のこと、学生による活発な議論と行動が必要となってくるであろう。
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