新聞会では、学園祭期間中の一一月四日・五日に連続講演会を開催する。四日には北村年子氏(ルポライター)、五日は小倉利丸氏(富山大教員)を講師に招き、それぞれ「競争社会を越えて〜野宿者襲撃事件から考える」、「管理社会のなかのレジスタンス」というテーマで講演していただく。両日とも法文A一〇一教室で一四時開始。参加無料。
私たち新聞会では、学園や社会で起きている様々な事象、問題について、学生の視点より報道してきました。そして今秋の学園祭では、現在の日本社会を批判的に考察する連続講演会を開催します。私たち学生は、社会で生起する様々な問題に無関心ではありえても、決して無関係ではありえません。新聞会では、みなさんに講演会への積極的な参加を呼びかけます。
いまの日本社会を見たときにそこには、国家や企業にとって有益な人材かどうかという基準でもって、人に優劣を付け、差別・選別を行う「能力主義」、そして「競争主義」が浮かび上がってきます。これは、大学などの学校教育を通じても体現されています。
一方で、例えば盗聴法の制定や、「日の丸」「君が代」を国旗・国家とする法律の制定の強行などに見られるように、「競争社会」の中で人々の生活、さらには意志や思想・心情までも管理・統制する動きが極めて強まっています。
こうした、社会のあり方や動向は、私たちの生活を大変「息苦しい」ものへとし向けるものではないでしょうか。そして現在の日本社会の動きは、どういった背景の下に作り出され、私たちにどのような影響を与えているのでしょうか。
今回の連続講演会では、それぞれ「野宿者襲撃事件からみる競争社会日本」の問題、「国家により強められる人々への管理」の問題を切り口に、今の日本社会について批判的に見ていきたいと考えます。