当局により強められる新歓活動への管理

先日、学生部長名で「4月〜5月中はキャンパスでの飲酒を禁止します。」(三月付)と題された告示が出された。同告示は、新歓期にサークルの勧誘活動の一環として毎年行われている、学内での花見・コンパを禁止するといものである。これは新歓オリエンテーション活動への管理・制限の強化である。

新歓期の風物詩となっていたコンパ・花見

今回の告示は、学内を使って主にクラブ・サークルによりおこなわれてきた新歓コンパ・花見への、当局による規制を目的としたものである。だが、大学になじみの薄い新入生を歓迎するべく自主的に開催される「コンパ」や「花見」に対して、それらが何かとんでもない「悪事」でもあるかのように大上段に「規制」の意図を振りかざす当局の姿勢は、まったく実情にそぐわないものといえよう。そこでは、大学において生活を共有する学生同士が、多少の酒を交えつつ語り合うことがなぜいけないのかという疑問が生じざるをえない。学生同士の親密な関係が関大の特徴であると期待する新入生も多く存在する中で、当局の姿勢はそれにあえて「冷や水」をかけようとするものにほかならない。
 さらに根本的な問題は、こうした花見・コンパを通してのクラブ・サークル活動への規制が、「告示」という紙片一枚を通してあたかも既成事実であるかのようにされようとしていることである。新歓期のコンパや花見といったものは、過去何十年にも渡って慣習的におこなわれてきたいわば「季節の風物詩」であり、そのようなところにまで「管理・強制」の手を及ぼそうとする当局の姿勢は、まったく不当なものであるといわねばならない。このように学生の意志や声とはまったく無関係に、何の交渉や正当な確認も抜きに、実状にそぐわない「規制」を乱発するという行為は、とりわけここ数年来強まりつつある一方的な学内再編ー自主自治活動への管理強化と軌を一にするものである。そうした現状の中での新たな当局による規制の姿勢は、決して「たかがコンパ・花見」と片づけられるものではなく、学生無視の大学運営を示す象徴的な事態として批判していく必要がある。