リード
新聞会では学園祭において、11月4日、5日に連続講演会を開催する。講師には、北村年子氏(ルポライター)と小倉利丸氏(富山大教員)を招き、それぞれ「競争社会を越えて〜野宿者襲撃事件から考える」・「管理社会の中のレジスタンス」というテーマで講演を予定している。
4日に講演していただく北村さんは、いじめや差別問題などをテーマとした執筆活動をされている。97年には、95年に大阪の道頓堀で起きた「野宿者襲撃事件」について書かれた、『「ホームレス」襲撃事件“弱者いじめの連鎖を断つ』を著している。この本では加害者『ゼロ君』と接していく中で、彼を「野宿者殺害」に至らせたものとして「競争社会」を批判している。
北村さんには、こうした体験を基にして、人を選別、排除していく学校教育やそれを取り巻く「競争社会」の問題点について話していただく予定である。
また、5日に講演していただく小倉さんは、「通信技術」の発展の一方で強まる国家権力による「管理」の危険性を訴え、それに対抗する人々によるネットワークを作る取り組みなどを行ってこられた。
情報技術がもたらす「便利さ」とは一体誰のためのものか、そして、その「便利さ」の背後に隠されているものは何なのか、について講演していただく予定だ。
新聞会では、これらの講演会を通して、これからの社会を担っていく私たち学生が考えて行かねばならない、現代社会の様々な矛盾に目を向けていこうと考えている。
今秋の連続講演会では、より多くのみなさんに参加してもらって、一緒に学んでいきたいと思う。