第13問目の答え

たのしい旅の記念写真、シャッターを押すのは、親友や恋人

こんなとき、人は、自然に自分の一番いい表情、自信のある表情をとってもらおうとする。このとき、人は顔のどちら側を見せるだろうか。人間の顔が、厳密には左右対象ではないことについて化学的研究をした最初の人は、ウォルフという心理学者である。彼は1943年、顔の右半分は、「意識的」「公共的」であり、左半分は「抑制的」「個人的」であるという研究成果を発表した。
そして、現在では、「人間の顔の表情は、左半分のほうが右半分より豊か」であることがわかってきている。実際、顔の左半分だけを合成してつくった顔写真は、右半分の顔でつくった写真よりも、はるかにもとの顔のイメージに近い。
なぜそうなるかについては、脳の右半球が顔の「表情」を司っているからだという説が有力だが、くわしいことはまだわかっていない。人間以外の動物には、このような顔の不対性さはほとんど見られないという。
さて、写真にとられたり、人と向かい合って話す時など、人は自然と自信のある側の顔を向けるものだ。そして、どちらの向きの顔に自信を向けるものだ。そして、どちら向きの顔に自信を持っているかで、その人らしさを判断することができる。


★顔を左側に見せて、アゴをひく(下を向く)★
このタイプは、気持ちが安定し、しかも明るい性格の人が多い。人の長所、物事のよい面、人生の明るい面に目を向け、小さな幸せで十分満足できる人である。心やさしく思いやりにあふれた人で、小さいものや弱い立場の人に心を配ることができる。しかもエラぶることなく謙虚な気持ちを持っていて、どのような相手ともなかよくできる人である。


★顔の右側を見せて、アゴをひく(下を向く)★
このタイプは、なかなかの理論家。議論では、理路整然としかも厳しい口調で、相手をビシバシと追い詰めていきやすい。ところが少しでも相手から反撃されると、日頃の冷静さを失ってカッとなったり、イライラして周囲にあたったりすることが多い。人づきあいでも自己主張がはげしく、わがままなところもあるが、そこは目をつむってつき合えば、とても頼りになる人でもある。


★顔の左側を見せて、アゴをあげる(上を向く)★
このタイプは、自分の長所をよく知っていて自分を肯定的に受け止めている。このため嫌なことがあっても絶望しないで、何とか困難を乗り越えることができるのである。だれとでもすぐうちとけられる人だが、一方で自分の長所を人に見せたいという意識も強く、競争心にかられて、まわりの人をライバル視して対立しやすいところもある。


★顔の右側を見せて、アゴをあげる(上を向く)★
このタイプは、とても冷静で、物事を客観的に見つめることができ、その上、決断を実行に移せる行動力があるので、リーダーシップを発揮してグループを仕切ることができる人である。この人になら安心して任せられると、まわりからも信頼されるだろう。だが、時に相手の立場を無視し、自分の意見を押し付ける強引さが目につく人でもある。あの独裁者ヒトラーの写真には、右側を見せているものが多いが、たまに下向きの傾向も見られ、平均から大きくズレた性格と神経質さがうかがえる。


★真正面を向く★
スナップ写真をとるとき、真正面を向く人は以外と少なく、左右どちらかを向く人が多い。それだけに、真正面を向く人についてはいろいろなことが考えられている。まず、とても素直で、人を疑ったりしない善良な人間。物事をあまり複雑に考え込んだりもしないだろう。その極端な例が幼児の写真である。幼児は必ず真正面を向く。もう一つは、とても緊張しているか、本当の自分の姿をみせまいとしているとき。面接のときは、真正面に相手を見るし、写真に慣れていないお年寄りはきちんと真正面を向く。ちなみに外国の証明書の写真は”横向き”が多い。