心の窓



<一覧表>


    1. 時計
    2. 途中下車   
    3. 失恋リカバリー
    4. 心指針  
    5. 転 職
    6. 結婚の始発

時計

 
時間は、進んでいる。
僕の心は、止まっているのに
山頂にひかかったくものように
岩にひかかった浮き輪のように
とどまっている


「何か」を手放せば
すべてが、動き出す
 
「何か」を探すために
考えて、考えて、考える
大阪の環状線のように
東京の山手線のように
くるくると、まわり
僕の、降りる駅は、同じだ
 
先週の日曜日、
会社をさぼって
旅に出ようと、決意した
次の日、朝起きて
普段とおりに、会社にいった
 
もし、机の上に
左回りの時計があったら
君は、それを捨てるだろう。
だから、僕は、会社に行く
右回りの時計のように


途中 下車
今日、いつも下りる一つ前の駅で下りた
この詩を書くため

僕は、ベンチに座っているけれど
電車は、来て、止まって、走り去る。 
次も、この次も、その次も 
だけど、僕の乗る電車じゃない    

ただ、この詩を書く手は
楽しそうに踊っている

また、 いつか、何処かで
やってみよう
人生の途中下車


失恋リカバリー

次があるさ。
いつか どこかで 誰かと。

次があるさ。
あの日 あそこで あのこ子と

希望は、あるさ
希望が、ある限り


指針

時間は、神がくれる
チャンスは、自分で造る
今日も、明日も、一生懸命

右手に努力の剣
左手に倫理の盾
心に、目標の地図


転 職

通勤する社会人で、混み合っている
環状線の駅で、立っている

今日は、4つ手前で降りた
10分〜15分の間隔で
彼らは、走り込み、逃げ去って行く

彼らに、質問をした
なぜ、走っているのか
なぜ、時間とおりに、走るのか

彼らは、言った
そうなっているから

彼らは、また、言った
時計が、止まったら
携帯の充電池が、切れたら
それでも、おまえは、使い続けるか?
だから、僕らは、走り続ける
毎日、同じ道を、同じ時間に

今日は、1時間遅れそうだ
僕は、時計か、充電池か、分からないが

今日で、終わりにしよう

この電車に乗るのは、



結婚の始発

小学生の時の友達が、昨年結婚した
中学の友たちは、今年結婚した
高校の友達は、来年結婚する
大学の時の友達は、みんな結婚している

ある日、最終電車に、乗り遅れた
どこの店も開いてなく、
カラオケに行ったり、駅でしゃべったり、無意味な時間が過ぎていく


始発に乗ると、気持ちよかった。
誰もいなくて、必ず座れる。
朝日を見ながらの帰宅は、最高である

僕は、結婚の最終電車に乗り遅れた、
けど、きっと乗り心地のいい
始発が、待っているはず。
きっとね!



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