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竹林でひたすら土を運ぶ!?(後編)。。。3月7日
どうも、続きが遅くなりまして申し訳ないです。やっぱり卒論前に続きものの日記更新はきびしかったみたいです。忘れている人も多い(と、いうかそんなに読者は多いのか??)と思うんで、是非2月の日記を読んでから後編をどうぞ!!

冷たく静かな竹林でパチパチッと音を響かせながら、燃え盛る炎。時間と共にその勢いを無くす。そんな様子を見つめながら、もの思いに耽る。
研究室にこもるだけの生活を送っていた僕にとって、この時間は、とてつもなく心地よいものでした。
「よ〜し、今日のバイトはがんばっちゃうもんね!!」

焚き火の炎が完全に消えきらないうちに、藤林さんからの声がかかる。
「そろそろお願いします。」
もう、おじいちゃんだというのに、僕達学生に対して敬語を使ってくれてる辺りが性格の良さを表してますね。
僕もこういうおじいちゃんになりたい!!
焚き火のあった場所から、ほどなく歩くと、そこにはショベルカー(シャベルカー?)と切り崩された山、その近くに一輪車が3台。
前の日記にも書いたけど、今回の仕事内容は、ショベルカーが山を切り崩した時に出る土を、一輪車で運び撒き散らすというもの。でも、その目的は未だに不明。
この日のバイトは、3人いたんですけど、他の2人はかなりの経験者らしい。2人はおもむろに一輪車を手に持ち、ショベルカーの掻きだす土を待っている。僕も遅れじと列に並んだ。
前の2人の様子を観察し、見よう見マネで、土運びに初挑戦。
ショベルカーから土が落とされると、
「お、重いかも・・・( ̄_ ̄ i)」
一輪車に、やや“昔話盛りぎみ”に落とされた土の重量は、恐らく30kgを越えるんじゃないでしょうか?
「こ、これはヤバいかも・・・( ̄_ ̄ i)」
でも、そんな事を表情に出したら、「もやしっ子」みたいなんで、恥ずかしいので、何事もなかったかのように前の2人に続く。
ここで、土を運ぶコースを説明します。 まず、土をもらったら、落差1mぐらいの登りがあり、その後、10mぐらい平坦が続いた後、少しだけ下って、また登る。その先で、土を捨てて、別コースを使って戻るというものです。全長は60mぐらいかな?
僕は早々、最初の坂でつまずいてしまった。前の2人は、何事もなかったかのように、つかつかと進んでいく。「やばいんじゃ、ない・の?これ??」危機感&劣等感!!!
なんとか坂を登り終え、急いで前との差を詰める。よって、かけあし!!!
土を捨て、戻るとまた土を入れられる。坂を登り、、、土を捨て、戻る。土を入れ・・・・。土を捨て、土を入れ、、
土、土、土、土、土、土、
まさしく歯車!!それ以外は形容できません・・・。
しかも、その回転数がちょうど3人でぴったり合うようにできてるんです。ほとんど休むヒマはありません。
やるな、藤林さん!!!なかなかのキレ者と見た。
もともと握力が弱点の僕は、5回ほどまわったぐらいから、腕に貼りを覚えました。あ〜、もっと日頃から鍛えておくべきだった。でも、僕はホワイト人間ですからね・・・、身体よりも頭脳を鍛えてますよ。なんて言ってたら、読者から非難されそうですね。
でも、10回ほどまわった頃から、だんだんコツが分かってきた。
まず、肝心なのは、初速。少しダッシュをかけて、一気に坂を駆け上がる。あとはその惰性を利用して進み、下りの勢いを大切にして次の登りに備える。結構、コース取りも大切です。できるだけ、一輪車の勢いを殺さない、流れるようなコースを探す必要があります。さらに人間工学に基づいた力のかけ方、力の方向、腕の位置。結構、こういう細かいことが重要です。こうする事で、大分作業がラクになって、最初のあの苦労は何だったの?って、感じです。人間、成長が大切です。
ラクになってきたとは言え、作業を続けているうちに真冬の外にもかかわらず汗もかき始め、息も乱れだしました。でも、この汗が意外と気持ちいいんですよ。これこそ労働の楽しみってやつですか?
あ〜、生きるってスバラシイ☆
我ながら僕って、単純なようです。
もう、歯車と化してかれこれ50回ぐらいはまわったでしょうか?その時、この日初めての休憩となった。朝食の時間である。藤林さんの奥さんらしい人が作ってくれた、おにぎり2つとお茶。なんとも、質素な朝食ですが、労働の後に、しかも森で食べると、これがまた格段にうまいんですよ。
あ〜、生きるってスバラシイ☆
朝食も終わり、午後の作業開始。ここで事件発生です。
ショベルカーを運転してたおじいちゃんがタバコに火をともしました。-y(ー ̄)フゥ…
おじいちゃんは、なんとも言えない笑顔を浮かべてます。ここまでなら全然問題なし。しかし、喜びにうち震えるようにおじいちゃんは、次の瞬間、突然、足をバタバタ動かし始めました。


どうやら絶頂に達したようです。

ここで客観的に見てみましょう。タバコをくわえ、満面の笑みを浮かべ、足をバタバタさせながらショベルカーを自在に操る80歳近くのおじいちゃん。

もちろん異様・・・。

僕には、ある疑念が頭から離れなくなった。
「おじいちゃん、それ、タバコじゃなくて、ぢ、ぢつは、大麻じゃないの?( ̄□||||!!」
まるで、幻影でも見てるかのようです。

まぁ、そんな事を思いながらも作業は続く。

12時になると昼食休憩。今度は、コンビニ弁当とコーヒー。これまた、うまかった。
焚き火も再び灯され、ぼ〜っと炎を見つめていたのだけど、「あっ」と突然、この仕事の意味が聞きたくなり、藤林さんに尋ねてみることに。すると、
「ここら辺は、よい竹の子が取れるんですよ。でも、こうやって上から養分を含んだ土をかけないと、あんまり採れなくなってしまうんです。人件費もかかるし、1,2年はマイナスになるんだけど、長い目で見ると、この作業が必要になってくるんですよ。」という事を話してくれた。
どうやら、この作業の目的は、山を崩すことじゃなくて、土をかぶせる方みたいですね。つまり、竹の子の先行投資って事ですか。さらに話を聞くと、ここらで採れる竹の子は、かなり値がはるみたいです。特に、この時期にとれる若い竹の子は、市場に出回ることもない最高級品らしい。さっきの作業で、いくつか、そういう若い竹の子をポコポコ見かけたけど、まさか、そんな高級品だったとは・・。

午後からも、場所が変わりはしたが、作業は同じ。結局、5時になった時点で今日の作業は終わり。
¥10000を現金で受け取り、竹林を後にするのでした。

ひさしぶりに研究室を抜け出し、自然溢れる中での農作業。とても新鮮な気分になれ、労働の楽しさなんかも感じる1日となりました。言うまでもなく、体中が筋肉痛になってましたけどね・・・。
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