失語症とは


                                      
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害や、脳外傷などの結果、大脳言語中枢が損傷を受けて起こる、ことばの障害を失語症といいます。
多くの場合、右手右足の不自由も伴いますが、これは、右利きの成人の場合、言語中枢は左脳にあるからなのです。
失語症の人は、家族や周りの人との交流が出来なくなったり、気持ちを伝える事が出来ないわけではありません。
ただ、苦手なだけなのです。
健康な人と同じく、相手の話していることを理解しようとし、よく考えて、相手に伝えようという意欲はあるのです。
失語症になった人の家族は、発症ばかりの頃に「話せないなら、あいうえお表を使ってコミュニケーションしたり、もう一度、五十音を覚えたら良いのでは」と一度は考えるのですが、実際のところ、ひらがな一文字ずつは意味を持たないので、本人にとっては、理解をしにくいようです。
ひらがなよりも漢字を見せた方が意味が通じ易いのです。
また、何か伝えたい時に、なかなか最初の言葉が出ない人でも、歌を歌う時はスムーズに歌詞が出てきたりする事もあるので、不思議ですね。
リハビリによって、徐々に言葉を理解したり、話したりする能力が回復する人もいるのですが、なかなか回復しなくても、ゼスチャーや絵で描いたり、指さししたりすることで、周囲の人と意思の疎通を図る事が可能ですので、失語症の人にあった時は、「コミュニケーションが難しい」と敬遠せず、失語症の人が気持ちの表現をしやすいような方法を、一緒に見つけて下さいね。



脳血管障害などにより失語症になったら・・・どこに相談するの?
障害者認定を受けて、障害者手帳を受け取る → 地域の役所内障害福祉関係の課へ
失語症者のつどいに参加したい → 地域の保健センターや保健所へ
介護保険を利用しデイサービスや住宅改修等のサービスを受けたい → 地域の役所内介護保険課へ
失語症者を対象としたボランティアグループを探したい → 地域の社会福祉協議会へ