Math Education  
 

コンピュータネットワークを用いた算数の授業
〜多様な考え・意見をつなぐ〜

 

 算数科の授業においてコンピュータを活用するとき、どのような場面でコンピュータを用いることができるだろうか。
  一般に、コンピュータは計算の結果を速く正しく導く道具として認められている反面、計算の途中過程が不鮮明である短所を内包している。したがって、算数科のように思考過程を重視する教科などには不向きであると捉えられている傾向がある。しかし、コンピュータは、「自分自身の思考活動を支援する道具」であると同時に、「他者とのコミュニケーションの手段」である点に着目する必要があるだろう。

算数の授業でのコンピュータの活用場面

@ 「自分自身の思考活動を支援する道具」としてのコンピュータ
 課題に対する自分の考えを作りだす場面にコンピュータを使用する場合で、学習ソフトなどを活用することが多い。 目に見えるかたちで自分の考えを表現できるので、従来のノート上での作業よりも視覚的に考えることができる。ただし、考えの途中課程など思考の履歴ができるように、作業プリントなどと平行して行うなどの支援が必要であると考える。

A 「他者とのコミュニケーションの手段」としてのコンピュータ
 自分の考えを発表し、他の友達の考えとコミュニケイトする場面でコンピュータを使用する場合で、テレビ電話やチャット・掲示板などを活用することが多い。 Microsoft NetMeetingは、Windows98以降に標準搭載されているので比較的利用しやすい。 NetMeetingなどの活用により、クラス内のコミュニケーションのみならず、へき地の学校や遠隔地とのコミュニケーションが期待でき、思考の幅が広がると考えられる。

 
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