講義(Art & Architecture)
Richard先生
実に茶目っ気たっぷりの先生でした。真顔で冗談をおっしゃるので、あんまり冗談が得意じゃない私は???となることが多かったけど。会話の楽しい先生でした。(どの先生も会話が上手だった気もするけど。)
最初の頃は、授業の初めに学生の名前を呼んで、覚えようとされてました。「ヨーコ、キョーコ、フサコ・・・」間違えるとまた、「ヨーコ・・・」これでかなり緊張が解れました。きっと、先生の作戦でしょう(笑)。
'99年度もこの授業を持たれるらしいです。オススメです。
講義時間
月〜木曜日の16:30〜18:00は講義の時間でした。
夕方4時半(サマータイム)といえば日本時間の深夜0時半。いつも早寝早起きの私には、これは結構つらかったです。
最初のうちは講義の時間になると眠くなってきて、一番前の席で Richard先生にウインクを送ってばかりいたような気がします。(^_^;
科目の性格上、外に出て建築物や絵画を見ることが多かったのですが、16:30〜では美術館や博物館が閉まってしまうので、Language
Classとの入れ替えが何度かありました。(来年度は改善されることでしょう。)
講義室
Old Reader という部屋で講義がありました。
何で Old Reader っていうんだっけ?忘れてしまいました。
ここはたぶん、普段は講義するための部屋じゃないんでしょうね。照明設備とかがあまり整っていなくて、とっても暗かったです。
でも、築何百年という建物の一室なので、カレッジの歴史を感じるのには良かったと思います。
一度、部屋の中にネコが迷い込んで来て一緒に授業を受けましたが、古い建物の醸し出す雰囲気に合っていて、風情がありました。
教科書
先生のお手製でした。ちゃんと
Pembroke College Cambridge
First Nihon University Foundation Course 1998
って表紙に書いてありました。これは記念になりました。
イギリスだけを取り上げて Art & Architecture の講義をするのは初めてだとおっしゃっていたので、適当な教科書がなかったのかもしれませんね。
板書
板書といっても、ホワイトボードに書いたり、紙に書いたり、OHPを使ったりといろいろでした。
先生は、自分の字は汚いとおっしゃっていましたが、汚いというよりは日本人には読みにくい癖があったように思います。きっと現地の人には読めるんだろうなと思いながらノートを取っていました。
特にアルファベットの r は読めなくて最初は苦労しました。他にも d、t、数字の7が読みにくかったです(どんなふうに読みにくかったかは覚えていない・・・)。分からない字はこの中のどれかだろうなと思いながら授業を聞いて、先生の発音から探り当てると比較的うまくいきました。
予習&復習
予習は教科書を丁寧に読めば良く、しかも2〜4ページ程度だったので、ゆったりできて良かったです。
復習は、せっかく予習の時間が短いんだから、講義を録音したものをその日のうちに聞き直せば良かったな、と思いました。最初のうちからそれをやっていたら、早いうちに先生の講義を聞き取れるようになったでしょう。(もちろん、レギュラーコースの方はそんな暇はないでしょうけど。)
というのも、講義が半分くらいに差し掛かった時にテストについておっしゃって、その部分を帰ってから必死で書き起こしたら、先生の発音の特徴などがよくわかるようになったんです。
それに、(英語ができる人にはどうってことないのかもしれないけど、)話題が変わる時には
' (and) then ' が入ることがわかると、今までただ断片的に話を追っていた(そして、あとは適当に頭の中で話を繋げていた)のが、ある程度のまとまりとして捉えることができるようになって、聞き取りが楽になりました。(ちなみに、私には 'then' が「ネン」に聞こえていたのでした。・・・以前の職場の人が聞いたら大笑いすることでしょう。←内輪ネタ)
なんと先生の運転で
一番驚いたのは、イギリス式の庭園を見に、ケンブリッジの近くの Anglesey
Abbey に行った時のこと。今日は庭園を見に行きますと言われてついていったら、そこにはレンタカーが。
運転手は誰?どこ?と思いながら車に乗ると、最後にRichard先生が運転席に。オォッ?!今までの長い学生生活でも、授業中に先生の運転でどこかに行ったのは初めてでした。
イギリスでは一般的なことなのか知らんっ。
その日はとってもアットホームな授業になりました。
その他にも、National Gallery、Tate Gallery(以上ロンドン)、King's
College Chapel 、Trinity College Library、the Fitswilliam Museum(以上ケンブリッジ)に行きました。
一つ失敗したのは、主要な作品の絵ハガキを買っておかなかったこと。
後でレポート(英語では単に paper という)を書く時に、現物を思い出すのが大変でした。
(写真は Anglesey Abbey で撮ったものです。)
オススメ本
岩波新書の赤い表紙の『イギリス美術』という本が、今年(1998年)出されたみたいで、その題名があまりにストレートだったので、持っていきました。
専門書ではないけど、イギリスの主要な絵画について日本語で書かれていたので、大変重宝しました。
Hogarthの Marriage-a-la-Mode が6点1組でどんな物語を描いているのかなんて、一度英語で聞いただけではよく分からなかったと思います。でも、先にこの本を読んでいたので、そういえばそんなことが書いてあったなぁ、と思い出しながら聞けたのが良かったです。
レポート( paper )に書かなきゃいけない作品も、白黒ながらも載っていたしね。paperを書いていく過程で、自分の思い違いに気づかせてくれたこともありました。
あまりあてにし過ぎるのは無意味だけど、参考にするには軽いし、良い本でした。
'surgery' hour
私たちが英語で授業を受けると、当然分からないことがたくさん出てくるわけで、そんな私たちのためにチューターの学生が担当する'surgery'
hour というのがありました。
チューターも一緒に授業を受けて、後で私たちが聞き逃したところを教えてくれるというもの。
私たちのチューターだったマルコムは、美術か建築関係の学生なのかな?と思っていたら、なんと化学工業が専門だと言っていました。(うっ、化学って私の専門じゃん。)
専門外でも、やっぱりケンブリッジの学生は賢い!いろいろと教えてくれました。試験問題の予想までやってくれました。(でも、その時はちょうどすっぽかしてしまったのよねぇ、忘れてて。痛かった!)
テスト
Art(絵画)は paper、Architecture(建築)はテストでした。
paper は時間があるぶん考え過ぎてしまって、結局あまりかけませんでした。調べなきゃいけないこともあるから、paper
用紙をもらったらさっさとやっておくべきだったと後悔しました。(だって、夜中には調べられないんだもん。)
テストは覚えていればできる問題でした。マルコムが予想してくれた問題を少し突っ込んだカンジでした。
それにしても、英語で書くから大変でした。先生は私たちは英語圏の人じゃないから正確な英語は問わないと言われていました。辞書持ち込み可だったのでなんとかなったようなものです。
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