選考試験

 2月のとある寒い日、東京の日大本部で選考試験が行われました。
 私の受験番号は1番!
 そんなに早く出願したわけではないのに1番だなんて、あまり受ける人はいないんだろうとタカをくくっていたら、番号は学部ごとに並んでいたらしく、通信教育部だから1番という輝かしい番号になったようでした。
 レギュラーコース50人、ファウンデーションコース20人、計70人の定員に百数十人の受験者があったようです。(もっとも、ワシントン州立大学の交換留学生の選考試験と掛け持っている人もたくさんいた……はず。)

 既に、どんな手順で試験が行われたのかは、具体的なことは忘れてしまったんだけど、びっくりしたのは試験の説明が英語で行われたこと。
 これは場違いなところに来てしまった、と思いました。
 前で仕事をしていた人たちが、とても恐ろしい人たちに見えました。(思えば国際課の人たちだったんだけど、後にイギリスで、彼らが面白い人々であることを知るのです。(^o^))
 それでも、せっかく遠路遥々やってきたんだし、その場から逃げるわけにはいかないので、一応、受けることにしました。

 Listening、Writingが一次試験、Interviewが二次試験でした。
 どんな試験が行われるのか、情報を持たないまま試験を受けたんですが、ListeningはTOEFLの模擬試験風、Writingはいくつか題が与えられて、そのうちの一つについて英語で書くものでした。私は確か志望動機について書いたと思います。これなら、事前に準備しておけば良かったなと思いながら書いた記憶があります。
 なんだかんだいって、一次試験に合格したんじゃん!と思われるかもしれないけど、実は一次試験には全員合格したんです。なにやら機械がトラブッて結果を出せなかったという噂があるけど、本当はどうなんでしょう??

 二次試験はNativeと思われる女性と、のちに引率でケンブリッジに来られてお世話になった北脇先生が試験官でした。
 その時は、北脇先生の眼光の鋭さにイスを3mほど後ろに引きたい気分だったのですが、先生はケンブリッジではとても温厚な方で、学生たちにも大変人気がありました。

 話を元に戻すと、私は英会話なんてやったことはなかったし、もちろん英語を実際に使ったことなんてなかったから、自分の英語が通じるなんて夢にも思わず、ひたすら "I'd like to be able to speak English well." と言った気がします。
 英語がしゃべれないからファウンデーションコースを取りたいと言うと、それは何だ?どんなことをするのか?英語の勉強だけをするのか?と聞かれ、たじろいでしまいました。
 講義があるのは知っていたけど、何と答えれば良いのか分からなかったので、英語の勉強だけをするんだと言い張ってしまいました。(苦笑)
 とにかく、その場さえ終われば良いと思っていたので、終わった時には後ろも振り向かずに本部を後にしました。

 それからしばらくは英語アレルギー。
 まさか、3月の末にファウンデーションコースの合格通知が来るとは思いませんでした。

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© Kyoko Kishimoto. 1998