
草凪はファンタジーが大好きです、それこそ一日中、一週間、一ヶ月、一年、一生本を読んでいても飽きないでしょう。そんな私が読んだ作品群を紹介していくのがこのページです。自分が心底面白いと思ったものしか掲載しません。
第一回 かたゆでマック(99/4/12)|
中古代ファンタジー 政治形態が我々の世界で言う古代・中世に当てはまるものをこれに分類します。背景世界が”剣と魔法の世界”であることが多いです。 近未来ファンタジー 政治形態が近現代をモデルにしているものがこれに分類されます、具体的には民主政治という考えが普及しているか否かが中古代との差といえるかもしれません。剣は銃に取って代わられています。 スペースオペラ 宇宙を舞台にした人々と国々の興亡を描いた作品です。スケールの壮大さという点ではあらゆる他の作品群を凌駕しているはずです。 SF うーん、SFっていったいなんだろうね。浅学な草凪は未来ものだと解釈していますが・・・こんなこと言ったらきっと怒られるんだろうなぁ。 ホラー及び伝奇 すみませんあまり読んでません、ラヴクラフトぐらいは読まなきゃいけないなぁと思いつつなかなかその気になりません。伝奇ものってのもわかりにくいジャンルだよね・・・。 その他 その他のジャンルです、草凪は基本的に本が好きです、ありとあらゆるジャンルの本を読みますが、やはり小説(この名で呼ばれるものなら何でも・・・広すぎるって)と歴史物が特に好物です。 |
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第一回の今日はそう、だね、マイナーなところから紹介していこうと思う。 ソノラマ文庫の「かたゆでマック」シリーズ(著者:藤原征矢/全七巻)をしってるかな? たぶんしらないだろうな、この作品が話題に上ることはほとんどないと思う。なにしろソノラマ文庫って言うのは充分にマイナーな文庫だし作家自身も名が売れている方とは言い難い。 しかしこの作品はとっても良い。誰がなんと行っても名作である。 さて、話の内容に行こうか。 この作品はマキシン・グレンディー・・・通称ファイヤーイーグルというスターシップの天才パイロットが主人公だ。 ハードボイルドを目指し、かつ事実そうである(と本人は信じている)マックがどたばた騒動と人類の存亡をかけた争いに巻き込まれる・・・というのがおおまかなストーリーだが。 草凪はそれまでハードボイルドに興味はさしてなかった、むしろ全然といってもいい。 ところがこの作品を読んでから方向転換をすることにした。 ハードボイルドこそ男の美学である! と。 マック、ファイヤーイーグル・マックこそハードボイルドな男の中の男である。 クライマックスのエンドに、そう、作品のちょうど99パーセントといったところでマックはそれを見せる。何をも意識しない、気負わない男のいかした科白。 それがハードボイルドな男のかっこよさであるのだ。 |
第二回目の今日は日本のファンタジー界に燦然と輝くロードス島シリーズから、「ロードス島伝説」シリーズ(著者:水野良/全四巻)をお届けします。 まず最初に残念なことというか、難点をあげておくことにしましょう。「伝説」は後発の作品ということもあって、「ロードス島戦記」(全七巻)を読んでいないとこのストーリーを真実から楽しめないということ。ロードス島戦記のプレストーリーとして伝説があるのではなく(ちなみに伝説は戦記の三十年前が舞台になります・・・知らない人のため念のため)むしろ逆になっている、戦記が「伝説」の複線になっているとすらいえる・・・・・ということです。 戦記を読まないと伝説は楽しさ半減です、もっとも単体の作品として今回は評価しているので早とちりしないでください。 草凪は伝説がすごく気に入っています!! 「伝説」を草凪がおすすめするポイント@作品が先にあげた欠点にもかかわらず、充分に重厚なストーリーを持っており完結性が高いこと、これには魅力的な主人公が大きく貢献しています。A主人公ナシェルがひじょーに魅力的なこと。B六英雄が等身大の人物としても描かれていること。Cエールの誓い。Dさいごに「戦記」と両方読むと楽しさが倍増すること。 「伝説」は水野良先生が「ザ・スニーカー」などで明言されていたように英雄を書いた作品です。そして英雄の英雄たるが現れているところがいくつもあります。 英雄と勇者の違いはなにか、それは、事を成し遂げたか否か、の一点に帰結するのです。後世の「戦記」において百の勇者と呼ばれるか六英雄と呼ばれるかの差は、魔神王との戦いに生き残るか否かですが、この作品の主人公ナシェルは死んでしまいます(ということにしましょう)が、彼は「栄光の勇者」ではなく「伝説の英雄」と呼ぶべきでしょう。 ナシェルは灰色の者の策にかかって、人々を率いて魔神王と戦うことはできなくなり、そしてその結果命すら失うことになりますが、それでも魔神を滅ぼすこと、この一事に大きな貢献をしています。だからこその英雄なのです。それがはっきりとわかりますよね。 それから、ロードスを憂う者が「戦記」よりもクローズアップされているのも大きな見所の一つですね。(なにしろ六英雄の一人ですからねぇ) 四巻の最後のほう、ロードスを憂う者を通してナシェルが鉄の王に呼びかけるシーンがありますが、僕はここで目頭があつくなってしまいました。「この期に及んで、まだ、お前は・・・・・・」ドワーフ王の言葉が心に残ります。 というわけで二回目でしたが作品が巨大すぎてうまく表現できませんでしたが、ぜひ、戦記・伝説をあわせて読んでください、日本ファンタジー界最高の傑作です。 |
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