会期:2002年2月10日()〜2月20日(水)14(木)は休館
時間平日10:00〜19:00 .11:00〜17:00
会場麹町フォトギャラリー(千代田区麹町3-10-2)
    tel 03(3261)3322 
      http://www.iijnet.or.jp/boncolor/
ギャラリートーク  14:0015:30
  2月16日(土)  藪野   健   VS 竹内万里子
  2月17日(日)  鈴木理策   VS 平木 収
2月10日の初日には16時からオープニングパーティを行います。

 
 

       

私たちにとって写真は認識のための一つの手段にすぎません。
写真は、もっぱら現実とその認識との距離を測る手段として、
私たちに与えられています。
そのようなものとしての写真は、今回、「無記名東京」という
タイトルの下、特権的に都市、東京に向かいます。
ところで、この「無記名東京」というタイトル、
なぜか無記名投票から生まれたふざけたタイトルは
なかなかどうして言い得て妙なのです。
なぜなら東京に限らず都市とは
そもそも無記名なものであるからです。
都市とはさしあたってはあらゆる「記名」行為の集積
であるにもかかわらず、その実体は無「記名」と化してしまう、
文字通り不気味なものなのです。

            

しかしその一方で、都市とはただただ捉えどころのないものというわけでは
決してありません。
実は都市に名が記されていく時、そこには無数の線が書き込まれている、
と私たちは考えます。
それによって都市は同時に、混沌ではない何処かへも向かっている。
都市のカオスには線が内在しているのです。
通常はひたすら隠蔽されている、この都市の表面を縦横無尽に走る線を、
フィルムという表面に浮き上がらせること、これが私たちの仕事です。
だから無記名東京は、にもかかわらず無記名東京ではありません。
ここにこそ私たちの写真行為がある、と考えています。

       
 


 
【早稲田大学芸術学校空間映像科と今回の写真展】
同科は2000年4月に設立された夜間二年制の課程。
写真・映画などの制作を通して、都市・空間に向き合おうとする新しい科である。
今回の展示は、都市東京を手がかりに始められた1期生の卒業制作展である。

 
◇問い合わせ先
実行委員長 木村 素明(tel:090-4823-4994)
空間映像科インストラクター 佐藤 洋一(tel:03-5286-3911早稲田大学芸術学校事務所)