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Q.最近、雑誌とか新聞とかでMBAという文字をよく見かけますが、そもそもMBAってなんですか?
MBAというのは決してMaking Baby in Americaの略ではありません。正式にはMaster of Business Administrationといいます。経営学修士課程を修了した際に授与される最も一般的な学位がMBAです。よく証券アナリストなどの資格と同列に論じられることがありますが、正確にいうと資格ではなく、学位です。ビジネス・スクールはいってみれば、経営のプロフェッショナルを養成するプロフェッショナル・スクールと言えるかもしれません。
Q.MBAをめざしたいのですが、なにから手をつけていいかわかりません。教えてください。
まず、ビジネス・スクールに出願するのに準備しなければならないものは、TOEFL(トフル)、GMAT(ジーマット)、Essay(小論文)、Interview(面接)、推薦書(2〜3通)、大学の成績証明書等々です。まずはTOEFL、GMATのスコアメイキングが最優先でしょう。いまや、トップスクールに合格するためには、TOEFL630点、GMATは680点が必要とされています。

よく予備校で合格に大切なのはテストのスコアよりも、EssayやInterviewを通じて、キャリア、卓抜したコミュニケーション能力、リーダーシップ能力、熱意、ポテンシャル等々をアピールすることだと指導しています。それはその通りだと思います。でも受験生はみんな優秀です。みなさんがよっぽど人と違った経歴の持ち主でない限りはいい点数はとっておいて損はないでしょう。繰り返しますが、受験生はみんな驚くほど優秀です(当然のことながら、ここでいう優秀というのは単に頭がいいとかということだけありません)。

それと、定期的に志望する学校のサイトにアクセスし情報収集に努めてください。ほとんどの学校がオンラインで願書を取り寄せることができます。今は全然志望していない学校の願書も含めて早めに取り寄せておきましょう。私も最初はIndianaにApplyするなんて全然考えていませんでした。ほんと取り寄せておいてよかったです(笑)

私の受験スケジュールを参考にしてください。私の場合、Indianaに合格したのは99年2月です。仕事の都合で入学を一年延ばしました。受験した学校はUCLA, Kellogg, Chicago, Indiana, Illinois, Rochester,Marylandです。


受験スケジュール
1998年 4月 インターフェイスに通い始める。GMAT・TOEFL土曜日コース
を受講。毎月TOEFLを受験するように指導あり。
5月 GMAT・TOEFL土曜日コースを受講。
6月 GMAT・TOEFL土曜日コースを受講。
7月 GMAT1回目受験(590点)。GMAT・TOEFL土曜日コースを受講。
8月 本格的にエッセイカウンセリング開始となる。引続き、GMAT・TOEFL
土曜日コースを受験し続ける。GMAT2回目受験(590点)
9月 AWAコースの受講開始。仕事が忙しく、GMAT受験ドタキャン。
10月 GMAT3回目受験(570点)
11月 インタビュートレーニング開始。GMAT4回目受験(590点)
Chicago出願完了。
12月 GMAT5回目受験(640点)。インターフェイスにChicagoのAdmissions
が来校した。Interviewをしてくれる様に直訴したところ、OKが出る。
Indiana、UCLA出願完了。
1999年 1月 インタビュートレーニングを受けまくる。シカゴでKelloggのInterview
を受ける。玉砕!!この時、Applicationを手渡す。
Indiana, RochesterのInterviewを受ける(東京)。 Illinois出願完了。
2月 Rochester, Maryland出願完了。 IllinoisのInterviewを受ける(東京)。
3月 ロサンジェルスでUCLAのInterviewを受ける。玉砕!!
4月 Indiana, Illinoisの合格通知が到着。
※トップスクール US News &World Report誌Business Week誌のビジネススクールのランキングが有名。しばしば、彼女(あるいは彼)はTop5出身だ、とかいう風に使われます。Top10の学校に合格するのは想像以上に難しいです。

Q. TOEFL、GMATのスコアメイキングって具体的にどうすれば、いいのですか?
最終的な私のスコアはTOEFLは627点、GMATは640点でした。テストのスコアメイキングについてはあまりえらそうなこと言えません。TOEFLについては一年間で100点ちかくスコアを上げることが出来ましたので、TOEFLはこうすれば点数は伸びるだろうということはなんとなく、わかったつもりです。Tips(コツ)については、こちらを参考にしてください。

GMATはよくわからんというのが正直な感想です。ただ、言えることは予備校に行って、コツをつかんだら、あとはETSが出しているGMAT Official Guide をひたすら解きまくるということでしょうか。インタ−ナショナルマスアカデミーが出しているひっかけ数学問題集もお勧めです。理系のあなたも油断は禁物です。ほんとひっかけるんですから。日本人の場合は、数学は満点をねらうっていうのは当然のこととされていますので要注意です。


Q.予備校には通いましたか?お金はどれくらいかかるのでしょうか?
私はインタフェースという予備校に通いました。インターネットで偶然この学校を知りました。この学校がエッセーカウンセリングで有名だということは後から知りました。予備校というより、塾といったこじんまりした感じが私の相性にあっていると思いました。私はカウンセリング(90時間)、GMAT、TOEFL、AWA、インタビュートレーニング等(含むプライベートの授業)すべての受講がパッケージになったものを選びました。料金は210万円(消費税込み)。GMATとTOEFLの授業は自分のTargetの点数になるまで何回でも受けることが出来ました。言うなれば、Interfaceが提供しているサービスをほとんど無制限に受けることができるものでした。これが高いのか安いのかはどうなんでしょう? 高いんでしょうね、やっぱり(笑)。結果的にはパッケージを選ばない方が約50万円は安く済ませることはできたのかもしれません。

カウンセリングでは、エッセーの内容のみならず、学校の選定、出願時期、インタビューの受け方、出願に関する質問等の様々なアドバイスを受けることが出来ました。言ってみれば、頼りになる秘書が一人いるような感じでした。ある日、『東京で○○スクールの面接をやっているから、ここに電話して申し込め』というメールが突然カウンセラーから入りました。早速、会社から電話するとホテルの一室で面接をしている最中のアドミッションの方につながりました。非礼を詫びた後で、面接を受けたい旨を申し出るとなんと彼女の昼食の時間に会ってくれることになりました。こういう情報というのは、本当にありがたいものです。情報量の豊富さもInterfaceの魅力のひとつかもしれません。

ただし、Person to Personの言ってみればオーダーメイドのカウンセリングは、カウンセラーとの相性やカウンセリングの進め方が合わないと最悪の結果になることもあるかと思いますのでご自分に本当に合っているのか考え、慎重に選んでください。

カウンセリングのほかにGMAT、TOEFL、AWA、インタビュートレーニングのコースもあります。特に、SCマラソン、CRマラソンというコースは人気があり、他の予備校の人も結構受講しに来ていました。ご想像のとおり、5時間くらいかけて問題を解きまくるというものです。これは一問ごとに解く、解説、解く、解説と延々と続き、まさに知力、体力、集中力が問われる厳しいものでした。AWAのコースは、授業の最初に30分かけてエッセーを書き、後半は、生徒の書いたエッセーをスライドで映し、添削していくというものです。自分のエッセーが映し出された時は冷や汗ものでしたが、他の方のエッセーはなかなか読む機会もなく、いろいろな発見があり、非常に参考になりました。

受験にかかった費用は次の通りです。私はInterviewのために2回も渡米していますし、予備校もパッケージを選らんだので結果的に人よりは随分とお金はかかっていると思います。周りの人の話を総合すると、平均150万円はみなさんかけているんじゃないでしょうか。



・TOEFL受験(13回) 約16万円
・GMAT受験(5回) 約8万円
・インターフェイス 210万円
・参考書(GMAT) 約5万円
・on-campus interview渡航費用(2回) 約12万円
・出願料、郵送料等(7校出願) 約15万円
(合計) 約266万円

 

Q.Essay対策について教えてください?
独学で合格したという人もいます。でも、私は予備校に通いました。Essayにしたって正直いって何から書いていいのか全くわかりませでした。各大学によってEssayは違います。ちなみに次のEssayはIndiana Univ.のものです。今考えれば、特別奇をてらったものではなく、ごく普通の質問だと思えます(学校によってはもっとすごいのがいくらでもあります)。でも、当時はなんじゃこれ!!という感じでした。まず、質問の意味が読み取れませんでした(笑)


Kelley School of Business Essays
(1) At this point in your career, what motivates you to consider an MBA degree? How will the MBA help you achieve your professional objectives? Discuss your short-term and long-term goals.
(なぜ、今MBAが必要なの? あなたのキャリアにどう役立つの? 短期と長期のゴールを教えて?)
(2) If your supervisor could keep just one employee after a corporate downsizing, why would he or she choose you?
(上司がリストラ後も引続きあなたを雇うとしたら、それはなぜ?)
(3) Suppose you had to choose two people-people alive now or people from another era-to travel with you on a transcontinental airplane trip. Which two people would you choose and why? What would you hope to learn from them?
(大陸横断旅行に2人と出掛けます。生きてる人でも、別の時代の人でも良し。誰を選ぶ?それはなぜ?その人たちから何を学べると思う?) 。
(4) Describe a situation in which you felt compelled to take a stand against the majority.How did the experience strengthen your understanding of leadership?
(大多数を向こうにまわして断固とした態度をとらねばなるまいと思ったのはどんな時? その経験からリーダーシップについての理解はどう深まった?)


一番最初の質問はともかく、学校はこれらの質問を通して何を知りたいと思っているのでしょうか? ずばり、みなさん自身を知りたいと思っているのです。そんなの当たり前じゃんと言われそうですが、私達はこれらの質問に対する答えを通して、@いかに自分がユニークで他の受験生とちがうのか、A自分を合格させたら、学校にも他の学生にもこんなにいいことがありますよってことを訴える必要があるのです。ビジネススクールに受験するのってどちらかというと就職活動に近いものがあります。世界中から何千通ものEssayがくるんです。この人に会って、話をしてみたいとアドミッションの人に思わせることが、出来たら最高のEssayと言えるでしょう。とことん自分を見つめ直すこと、本当にMBAが自分にとって必要なのかをじっくり考えてみる作業が必要なんだと思います。つまり、いままでのキャリア→MBA→と将来のこうありたいという自分とが首尾一貫したものである必要があります。Essayで大切なのは英語の上手へたよりも内容です。英語が決め手だとしたら、アメリカ人はみんな合格しまいますよね?

最近はどこのビジネススクールも多様性を重視しています。つまり、さまざまなバックグランド、人種、国の人間を合格させようとしています。もとプロゴルファーだったり、テレビタレントだったり、人と違った経歴の持ち主はそれだけで注目されるわけです。こういう状況の中で、私は相対的に出願者が多い銀行出身者の中でいかにして差別化を図るかが重要であると考えました。 私は不良債権回収を専門にやっていたので、泥臭い人間ドラマを中心にどうしたら、銀行そして顧客双方のWin-Win Situationを見つけ出していくのかというテーマを全面に押し出しました。但し、エッセーの読み手はInvestment Bankerではありませんので、仕事中心のテーマになることや専門的な用語は出来るだけ避けるようにしました。Admissionsのスタッフは出願者をしばしばOne Sentenceに要約して、多数決をとるということを聞いたことがあります(真偽のほどは定かではありません)。つまり、自分のエッセーを読んで、自分という人間をOne Sentenceに要約することが出来るかというのを考えてみるのもいいかもしれません。私はエッセーを通してScience guy, good at leading in an organization, likes to take initiative という統一したテーマが全面に出ているかを常に念頭におきながら、エッセーを書きました。

エッセイーカウンセリングについてですが、私がInterfaceを選んだと言うのもカウンセラーが専任制になっていることでした。つまり、自分という人間をよく知ってもらい、その上でカウンセリングを受けるという形の方が結果的にいいエッセーが書けるだろうと思ったのです。担当はInterfaceのチーフカウンセラーのデバリエ氏でした(デバリエ氏は他のカウンセラーより料金が高い)。エッセーカウンセリングは、デバリエ氏の様々な質問に答えていくといった形でした。Essayのテーマなどは、基本的にはデバリエとの会話の中でイメージを膨らませていくといった感じでした。この部分はカウンセラーの力量によると思います。デバリエ氏に関して言えば、 着眼点、イメージの膨らませかた、、適切なアドバイス等々素晴らしかったと言えるかもしれません。英語が堪能であれば、もっともっとデバリエ氏とのブレーンストーミングを効率的かつ楽しく進めることが出来たんだろうと思います。


Q.Interviewを受けるにあたってのTipsは?
日本の面接を想像していると大間違いです。私の勤務先の人事面接なんてほんとStress Interviewの典型でした。つまりこの種のInterviewはわざと本人を怒らせたり、困らせたりしてその人間の本当のキャラを探り出そうというものです。ほんと趣味悪いですね。分かっちゃいるけど、切れてしまうんですね。こんな時、ほんとのできる人はそつなく受け答えするんでしょう。

話を元に戻しますと、アドミッションとのInterviewはこのStress Interviewとは正反対です。ほんと、和やかに大人同士が会話するという感じです。当然ながら、どちらが、偉いということもありません。アドミッションの人間(卒業生の時もあります)が求めているのは、双方向型のコミュニケーションなのです。日本の一般的な面接のように、一方的な質問にただ答えるだけという受け身の姿勢ではだめです。大人の会話なのですから、途中でこちらから質問することもよし、それによって会話はふくらんでいけばもっと良しといった感じです。

私はInterfaceでインタビュートレーニングを5〜6回受けました(1回あたり2時間)。前半の1時間は模擬面接、後半は前半の面接をレビューするといった形でした。普段英語を使う機会がない私にとって、いかに短い時間で効果的に英語を使って、自分を演出するかということを学べたことは、非常に有益だったと思います。英語が苦手だから、インタビューが駄目だということは決してないと思います。 よく問われる質問に対して果たして日本語だったら、本当に答えられるかのかと自問自答する必要があるかと思います。自分の頭の中で整理できていないものは、決して英語で話すことは出来ないからです。また、英語は必ず、自分の考えに対して、理由・根拠を示す必要がある言語だと思います。それを示さなかった場合は必ず、Why?と聞かれると思って間違えありません。自分の考えを述べた後にかならずBecause〜をつけて理由・根拠を述べる習慣をつけるといいかも知れません。


Q.学校はどういう基準で選べばよいのでしょうか
いろいろ学校を選ぶ基準はあると思います。まず、ランキング、就職に強いか、クラスサイズ、競争率、授業料、得意分野、教員と学生の比率、立地、留学生比率等々があると思います。ランキングに関してはだれもが本当に気にしています。これは日本人に限らないことだと思います。プリンストンレビューやビジネスウィークのフォーラムを観ると、どれほど、受験生がランキングに関心があるかがわかると思います。ランキングが高ければ高いほど、就職には有利ですし、それだけ優秀な学生が集まりやすいということがあると思います。実際に有名投資銀行やコンサルティングファームはトップスクールでも本当に優秀な学生しかリクルートしないと言われています。

私の場合はランキングはもちろんのこと、得意分野、立地(生活費が安いところ)、授業料という基準で選びました。得意分野で言えば、学校はFinanceに強いところを中心に選びました。私の勤務先である銀行から毎年8〜10名の企業派遣生が選ばれます。私の場合、これらの同じ会社の企業派遣生が最大のライバルになると考えました(当然、他の銀行の人もライバル)。とにかく、銀行出身、特に都市銀行の米国ビジネススクールにおけるプレゼンスは下降の一途をたどっています。加えて銀行関係の出願者は相対的に人数が多く、差別化しにくいと言われています。トップビジネススクールの競争率は今後ますます高くなっていくでしょう。今年のことですが、実際に同じ会社の派遣生のうち、3人がどこにも合格できなかったそうです(あくまでも二次情報)。ビジネススクールで自分が学びたいことを明確にした上で、総合的なランキングに加えて、分野別でのランキングも参考するといいかもしれません。自分のやりたい分野で強い学校を選ぶということが今後ますます大切になってくるのではないかと思います。

私も予備校を通していろいろな方とお話をする機会に恵まれました。トップスクールに合格した人たちはその優秀さは当然としても、私自身この人と一緒に働きたいと思わせるほど、本当に人間的魅力にあふれる人たちが多かったです。こういう人だったら、学校も合格させるわなと妙に納得してしまうものがありました。それはもうTOEFLやGMATの点数をどうのこうのと言っている次元を超えていました。



Q.なぜ今MBAを目指すのか

理由はいろいろと雑多なものが絡み合っていますので、思いつくまま羅列させていただきます。

@ 大学時代から国際交流のサークルに加盟しており、異文化交流にもともと興味があった。米国留学は当時からの夢であった。
A
銀行に就職し、中堅中小企業の融資担当者として、オーナー社長と話をする機会に恵まれ、徐々に企業経営というもの興味を持つようになった。一度、経営学という学問を体系的に学んでみたいと思っていた。
B債権回収担当になり、企業のリストラに直接関わるようになってきた。財務面からのアドバイスは出来ても、マーケティング、生産管理等、また有限である経営資源をどのように配分するのがいいのか等のマネジメント面からのアドバイスをする知識と経験が自分には不足していると思った。
C また、10年ちかく同じ会社にいたことで、自分のスキルがCompany Specificなものになっているのではないだろうかという思いが強まった。どの業界、どの会社、どの時代でも通用するスキルを身につけたいという思いが強くなり、そのためには、外(会社or国)に出て自分という資産の棚卸しをする必要性を感じてきた。