日本の建築物は,過去において度々地震や台風,火災などによって多大な被害を受けてきた。したがって,耐震,耐風,また,耐火の問題は日本国の建築にとって等閑視できない重要な問題であり,1920年前後には,耐震,耐火の研究が意欲的に進められ,次第にその成果が得られつつあった。ちょうどこのような情勢にあった1923年9月に,関東大震災が発生した。このような情勢を背景にし,また関東大震災を契機として,一段と耐震・耐火建築の必要性が強調され,主要な建築物の耐震計算が義務付けられることになった。そして,鉄筋コンクリート構造の耐震性,耐火性が評価され,この大震災の後,官公庁建築物をはじめとして,アパートや一般の事務所建築なども順次鉄筋コンクリート造で建てられるようになり,この気運は首都周辺だけでなく地方都市へも次第に広まっていった。
 現在,鉄筋コンクリート造建築は,主として5〜6階建程度までの中規模建築物に採用される例が多いが,年間建築延面積はおよそ4500万u前後で,日本の年間建築延面積に対して約20%程度を占める重要な構造の一つである。 ここでは,鉄筋コンクリート造のモデルを3D studio VIZを使い,立体化したものを掲載します。3D studio VIZのリアル感を最大限に表した作品です。このモデルから鉄筋コンクリート構造の造りをご覧ください。
 建物の概要ですが,1階部には,近隣住民の中心となる集会所(大中小の会議室)を設け,それとともにロビーに管理室,託児所,機械室があります。そして,2階から5階までは住宅(各階5世帯)を配置した。
外観  北西側
南南西側
東側
北西上空側
構造
鉄筋コンクリート構造
エントランス
住宅内
通路
施設