魚類の資源生物学的研究(サケ科魚類、アユ)

 魚類を資源として考えると、石油や鉱物のような非生物の資源とは異なる特徴があります。
それは魚類の資源は再生産をすると言うことです。
その特徴をうまく利用し、水産資源の持続的利用を目指すことが私たちの研究テーマです。

アユの耳石から分かること

耳石とは何か
 
耳石は、魚の脳の下に左右1個ずつ計2個ある硬組織です。硬い組織と言えども、耳石は鱗や骨とは異なり、非コラーゲン性の基質に炭酸カルシウムが沈着し石灰化したものです。

これがアユの耳石です。(×200)さらに拡大して見ましょう。

(×400)

 樹木を切った断面の年輪に似ていますね?
樹木の場合、年輪は1年で1本増えますから樹齢が分かります。
それと同じように、魚の耳石は1日1本ずつ輪ができます。この輪を輪紋と呼びます。
ですから、うまく輪紋の数を数えれば、その魚が獲れた日(死んだ日)から逆算して、
その魚の誕生日を知ることができるのです。
(年齢や日齢を知ることができる。)
 魚の年齢が分かれば、体長,体重のデータと年齢から、成長曲線を導くことができますし、
生残モデルを導くことにつながります。




サケ班


サケシンポジュウムにて。前列右から清水崇史さん、林崎健一先生、押久保淳さん、坂本大亮さん
後列、宮本雄一郎さん。


岩手県シロザケのいろいろなこと