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おもしろ体験。。。

エアラインの練習?として航空自衛隊飛行要員、早い話が戦闘機のパイロットに挑戦!?

1次:筆記
  一般教養と専門、航空適性(空間把握とか,計器類の見方など←飛行機のことある程度知ってないと厳しいかも)
2次:面接&身体適性
  エアラインと違い、検査技師はゴツイ男ばっかり。しかも、最初にパンツ一丁で整列させられたときには、逃げ出したくなりますよ。パンツ脱がされるとゆうウワサだったんで、覚悟してたんだけど、大丈夫でした。

3次:航空適性(実機操縦)
  1週間、自衛隊の基地に入り、飛行適性(飛行感覚,航空生理,飲み込みの良さ)や”骨のある人間か?”どうかチェックされます。朝は5:55分ラッパで起床、夜は10時きっかりに消灯には圧巻。まず、一日目には航空機の基本構造や操縦法、航空生理のレクチャーを受け、もう翌日には教官と一緒に実機に乗り込み、操縦訓練を受けます。
飛行技能チェック項目として次の4つが試験されます。
  ・普通旋回(左右):バンク角30度で気速と高度を一定に保ち90度旋回
  ・急旋回(左右):バンク角45度で気速と高度を一定に保ち180度旋回
  ・上昇→レベルオフ:気速を保ちながら目標高度で水平に戻す
  ・水平→降下→レベルオフ:降下姿勢をとり目標高度で水平に戻す

操作するのは、
 操縦桿・ラダーペダル・スロットル・マニュピレーター・エレベータートリム
見ることができる計器は、
 気速計・高度計・昇降計・プロペラ回転計?(←名前忘れた)
みんな、素人なので完璧にできる人はいるわけないです。
1次試験の時は東京地区で200名近くいましたが、3次の実機を操縦したのは自分を入れて、たったの5人でした。そして最終的に合格したのはその中の1人でした。狭き門です。しかも、その後の訓練を受け、晴れてウイングマークをもらい”戦闘機乗り”になるのは、そのうちの3割程度だとか。仮に自衛隊に受かって、エアラインがダメだったとしたら・・・・将来のことを考えるとそれはそれで、すごい悩んだと思いますが・・・・。さすがに厳しいっす。
〜航空自衛隊潜入記〜 ’98.8.航空自衛隊静浜基地にて

「受験生”ユキナワ”、乗ります!」と大声を出して搭乗します。装備はフライトスーツ、フライトブーツの上にライフジャケット(信号弾や発煙筒、サメよけや非常食も入ってる←食って怒られた奴いた)、パラシュートを背負い、腰には非常用ボートをつけています。これほどの装備なのでめちゃ重いです。

初めての教官は、口数が少なくて厳しそうないかにも自衛官的なお方。しかも戦闘機出身で、”G”を感じるのがお好きとのこと。離陸後、普通に上昇すればいいのに、わざと螺旋状に上昇するので、気持ち悪くなりました。青くなってると、「どうだ、気持ち悪いか?」とゆうと、高度1万フィート(約3,300メートル)で、いきなりキャノピーを開け「どーだ、すずしいだろう。」そりゃねーだろ、もう、風圧がすごくてすずしいどころじゃあなかったです。気分の悪さも吹っ飛びました。

「You have control.」と教官、そして「I have control.」と僕がゆった瞬間から、この機は僕のものになりました。恐る恐る、操縦桿に力を入れてみると、空気の振動が直に手に伝わってきます。それをゆっくりと倒していくと、機はその方向にジワリジワリ傾きはじめます。この飛行感覚は、思った以上にデリケートであるという印象です。もうこのときは、試験だということも忘れて、夢中になって飛びました。そして眼下の富士山に目標に、水平飛行。これが、すごく難しい。ただ、水平にまっすぐ飛ぶだけなのに、どんどん富士山が動いていゆく。とまってくれ〜っ。

↑勇姿!?でも、ほんとは怖くて泣きそーだったりして。これはアクロバットをする前です。このときの教官は、僕のことを気に入ってくれたみたいで、「お前、全然平気じゃねーか、はっはっは。」とサービス満点。アクロバット自体は平気なんだけど、まっさかさまに落ちながら海がだんだん鮮やかな青色になり迫ってくる時の怖さとゆったらなかったです。

操縦したT3の前で(右)。左の人は現役航空自衛官。彼はパイロットへ思いを捨てきれず、自衛隊に入隊したそうです。自衛隊に入隊すればパイロットの年齢制限が27歳までに緩和されるとうゆうことですが、彼はこれが年齢制限のためラストチャンスとのこと。この1週間、パイロットを目指す熱い男達に出会えてめちゃくちゃ楽しかった。みんな、この話題になると夢中。かなりマニアックだけど、ただのマニアなんじゃなくてそのためにずっと何かを続けてきたアツイ人間ばっかりでした。自衛隊の存在意義に関しては僕は、何もコメントすることはできませんが、隊員の方々のプロ意識には感服させられました。ここでは、パイロットだけでなく、 整備士や管制官、医官など、基地内でもさまざまな役職の方々がいましたが、日本のため、家族のために命を掛けてプライドを持って仕事に打ち込んでいる人達がたくさんいます。どんな仕事をするにしても、自分の仕事にプライドを持ちプロフェッショナリズムを感じながら生きているのってカッコイイですよね。僕も、そうゆうふうになりたい。いい勉強になりました。(貴重な税金、使わせていただき、ちょっと恐縮。)

 
おまけ

ANAのB747-400のコックピットに訪問させてもらいました。(台湾上空を巡航中)
機長はなかなか味のある、いい感じのおっさんでした。
今は、絶対無理ですね。ハイジャック犯と母校が同じだったりする。


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