軽飛行機の操縦法



sorry Japanese Only
| Part-1 | Part-2 | Part-3 | Part-4 | Part-5 | Part-6 | Part-7 | Part-8 | Part-9 | Last |
***************************************************************************



軽飛行機の操縦法



  この企画は、「実際に空を飛んでみたい!」と考える方のために
軽飛行機の操縦の方法を連載でお送り致します。
私のライセンスはアメリカのものなので、基本的にアメリカ流の
やりかたであることを予め御了承ください。
なお、計器飛行の資格は持っておりませんので、すべて有視界飛行(VFR)です。
その場その場で、日本のやり方についても言及しますので、参考にしてください。
意外とたいへんなんですう!



Part-1(機体まで)
  まず、機体のある空港まで行きます。(あたりまえじゃ!)
そして、機体を使う旨申し出て、チェックインします。
自己所有の機体であれば当然この必要はありません。

  さて、これで機体は使えるようになった訳です。
次はナビログ(Navigation Log)を作ります。

  まずは、気象情報を入手します。
私はリバーサイドのFSS(Flight Service Station)で手に入れてました。
ここでは、有視界飛行が可能かどうか、天気・視界・雲低高度・飛行高度の風向風速など
をチェックします。
次に航空地図で、現在位置と目的地を見つけ出し、その途中のチェックポイントを
決めます。この際、チェックポイント間の距離が離れすぎると、現在位置を見失う
可能性がありますので、適度な距離で、わかりやすい物をポイントにします。
そして、途中使用する無線の周波数(航空管制用、例えば目的地の空港の管制塔など)
VOR(航空無線灯台のようなもの)の周波数をチェックします。
次にチェックポイント間の距離と方向を測ります。
それらのデータ(風向・風速・距離・機体性能)を基に機首方位・対地速度・所要時間・
燃料消費量を求めます。

  ここで活躍するのがフライトコンピューター(という名前の計算尺のようなもの)。
私もE−6Bを愛用しております。
・・・・・・ナビログの作り方だけでも、膨大な量になってしまうので、もし興味のある
方は別途メールでもください。
ということで、ナビログができたことにしましょう。

  さあ、次はフライトプランの提出です。
ナビログをもとに、必要事項を記入します。
出発空港、目的地、コース、搭載燃料量、機種、機体の色、出発予定時刻、到着予定時刻
その他諸々の項目を記載します。

  このフライトプランは、日本では義務ですが、アメリカでは有視界飛行の場合任意となっ
ています。でも、安全のため提出した方がいいですね。

  さて、フライトプランも提出しました。ここで、やっと機体まで行くことができます。
でも、ちょっと待った。忘れ物はないですか?
ライセンスなどの必要書類、先程作ったナビログなどはちゃんと持ちましたか?

  OK、では機体へ行きましょう!




Part-2(機体点検)
 さあ、飛行機のところまでやってきました。
次に行わなければならないのは機体チェックです。
では、早速外部点検を致しましょう。

 まず、マスタースイッチをオンにします。続いて燃料計をチェックします。
もし、燃料がないようでしたら給油しましょう。
それからフラップをフルフラップ状態まで下げます。
ここで、一旦マスタースイッチをオフにします。
(バッテリーを始めとする電気系統保護のため)

 これから外部点検に入ります。おもしろいのは、アメリカは機体を上から見て反時計
まわりに点検を進めますが、日本は時計まわりなんですね。(しっかりとできればどち
らでもいいんですが)ここでは、アメリカ流に行きましょう!

 まず、機体のキズ、ビス等のゆるみをチェックします。
それから、垂直尾翼の取り付け、ラダーがちゃんと動くか?
同様に水平尾翼の取り付け、エレベーターの作動をチェックします。
機体右側にまわって、目視点検、続いて右主翼を点検します。
取り付けは大丈夫か、フラップは、エルロンは、ナビライトは...
燃料はコックを開けてチェック、また、主翼下のストレーナーから
サンプルを抜き取り目視チェックをします。
 次いで右メインギア。タイヤの空気圧、溝の有無、ブレーキまわりと進めます。
以下、エンジン オイル 燃料 プロペラ 着陸灯 エアフィルター ノーズギア 
左主翼 左メインギア ピトー管 ストールワーニングなどをチェックしていきます。
ここで何か見落としがあってはいけませんね。
もちろんチェックリストが準備されてますので、
これに従って落ちのないようにチェックを行います。

 さあ、チェックが終了したら、いよいよ操縦席に乗り込みましょう。




Part-3(プリフライトチェック〜エンジンスタート)
 さて、操縦席に乗り込みましたか?
ではシート位置を合わせシートベルト・ショルダーハーネスをしてください。
ドアロックは確実にされてますか?
コントロール類は確実に動きますか?
コントロールホイール(クルマのハンドルみたいなもの)を左右にまわして
エルロンがちゃんと動いているか確認してください。
次に前後に動かし、エレベーターをチェックします。
足でペダルを左右踏んでラダーをチェックします。
ここまでできたら、エンジンをスタートさせましょう。
Parking Brake             Set
All Switches              Off
すべてのスイッチを一旦オフにします。
All Circuit Breakers      In
すべてのサーキットブレーカーがインとなってるのを確認します。
Primer                    Lock
プライマー(シリンダーの中に燃料を供給する装置)をロックします。
Fuel Selector             Both on
燃料タンクセレクターを両翼にセットします。(機種によって異なりますが...)
Carb Heat                 Cold
キャブレターヒートをオフにします。
Mixture                   Full Rich
燃料濃度を最も濃くします。
Throttle                  1/4inch Open
スロットルを1/4インチ押し込みます。
Friction                  Adjust
ここで、プロペラのまわりに人がいないことの確認のため
大きな声で「Clear」と注意を促します。
Master Swich              On
マスタースイッチをオンにします。
Fuel Quantity             Check
燃料量をチェックします。
次にスターターをまわします。
もう一度、チェックのために「Contact」と声を出しましょう。
Magnet Switch             Both on
Starter Switch            On
これで、エンジンがかかり、プロペラがまわりはじめます。
Throttle                  800rpm
回転数を800回転に合わせます。
Oil Pressure              Check
Engine Instruments        Check
エンジン関係の計器をチェックします。
Throttle                  1200rpm
エンジン回転を1200回転にあわせます。
Radio Switch              On
無線機のスイッチをオンにします。
無線機の周波数を必要な周波数にあわせます。
ADF & VOR                 Set
ADFとVOR(航空灯台関係機器)をナビログにしたがってセットします。
Transponder               Stand-by Position
トランスポンダー(航空機識別のための信号)をスタンバイポジションにします。
通常VFR(有視界飛行)で特に管制を受けない場合1200となります。
Beacon Lights             On
航空機の必要な灯火をオンにします。
Altimeter                 Set Field Elevation
高度計をその空港の標高とあわせます。
Clock                     Check and Set
時計をチェックし、あわせます。

次は管制官にコンタクトし、タクシー(地上滑走)を開始しましょう。


御質問・御意見・御感想は「お客様の声」にどうぞ。


続きへ

[back to In Flight Entertainment]

jpneng@geocities.co.jp