第12話



お花のレイをお土産にもろてん。アロハ−!

21世紀おめでとうございます。

デグチ氏とワイフがジャパンから帰ってきました。二人はクリスマスと正月は大阪で過ごします。そのときに家族と過ごしたり、大阪のキタのバーゲンにいったり、ミナミで飲んだりします。友達とも会ったりするそうです。一年分のショッピングもします。
とくに靴は日本のほうがサイズが探しやすい(デグチ氏は24センチです)そうです。お洋服も日本のほうが断然やすいし、種類も豊富、流行ものもあるので、ついつい買ってしまうらしく(ユニクロ愛用)、買いだめした衣料品や本類は、船便で送ってしまいます。

二人がジャパンを楽しんでいる頃、私は定宿のコロイト・ペット・リゾートで夏を過ごしました。そして、15年ぶりの寒波からかえってきた二人を待ち構えていたのは、連日40℃近い猛暑でした。私は毛皮が暑くてたまりません。

オーストラリアは水が少ない大陸なので、夏はどこもかしこもカラカラです。日本人の留学生がホームステイ先で「シャワーの時間を短くして」とホストに注意をうけた、というのをよくききますが、とくに田舎では、雨水をタンクにためてつかっている家が多いのです。
ウォーナンブルはオーストラリアでも有数の降水量が多い土地ですが、夏はぜんぜん降りません。町中を少しぬけて酪農地帯に入ると、人工的に池をつくって爲水してあるのをときどきみかけます。あれは、家畜の水なのです。それも夏には干上がってしまいます。

この状態で、うちの庭は芝生が干草になり、洋ナシとプラムとりんごがなっているほかは、ほんまに未開のジャングルのような状態です。デグチ氏たちは夏のホリデーになると、ジャパンに帰ってしまうので、世話できないのです。ご近所の方が時々水まきしたり、バラの枝落としをしてくれていたようですが、そんな生易しい手入れで庭は維持できません。

ニッポン人が「ガーデニング」というとき、きっと室内の観葉植物とか、ベランダにこちょこちょっとおいてあるプランター、まあ大きいところで柿や桜の木が一本二本あるお庭の手入れのことをさしますが、オーストラリアの庭の基準は100坪です。デグチ邸の庭も標準の100坪です。
大阪のちまちました一軒家にすんでいた二人に100坪の庭は単なる「手と水道代のかかる空き地」にすぎません。ワイフなどは、「芝生をやめてコンクリート流し込んだら?」といいますが、そんなことを毎日ガーデングに精を出しているの地元の人がきいたら、えらい目に会うと思いますわ。

「アロハのコーナー」の更新はまだですか、とお問い合わせ下さったみなさま、ほんまにおおきにどす。

でも、担当のワイフはこの暑さでなにもやる気になれず、毎日冷たいビールばかりのんで連日酔っ払い、二週間ほどおなかをこわし(胃潰瘍と下痢はワイフの得意な病気です)、私の散歩にでかけるのも大儀やったようです。それに持病の偏頭痛もひどかったようで、私が部屋で暴れまわっていると、「もう、捨てるで!」と怒られます。

デグチ氏も今年は小学校七校、受け持ちの総生徒数が750人、時間割はアン・リアリスティックで、何度かネットワークと交渉したようですが、あまり変更ができませんでした。毎日つかれて帰ってきます。今週はヤツも体調を崩し、かぜもひき、学校を休んでしまったようです。

こんなむちゃくちゃな二人ですが、私は見捨てません。みなさんも見捨てないでやってください。よろしおねがいしま。

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