第八話

大変しばらくぶりです。日本のアロハファンのみなさん、お元気ですか。
(噂によると、少しずつ私のファンが増えているそうですわ)

ほんまか!

今日のお話は、といいますと、「ペット・リゾート」についてです。
「ペット・リゾート」というのはペットホテルのことです。つまり、
ペットを連れていけない旅行に出る人やいろんな事情でしばらくペットの世話ができない人たちが預けていくところです。

実は私も何度かお世話になったことがあります。デグチ夫妻が長期の”海外旅行”なんて言うのはないのですが、メルボルンに泊りがけで出かける時などに二,三日、わたくしアロハもリゾートに行くわけです。

ウォーナンブルの町にもいくつかペットホテルはあるのですが、知り合いの学校の先生のご推薦で、私はもっぱら隣町のコロイトにある「ペットリゾート」を利用しています。ベルギーの出身のオーナー、ジョシ−さんは、とてもお話好きで、私たち宿泊ペットをホストしてくれます。
ペットといっても我々ドッグとキャットだけです。

jossi4

全部で四十近い個室が用意されています。ひと部屋は畳三畳ぶんくらいで、麻の布製のベッドがあります。床はコンクリートなので掃除しやすく、常に清潔です。運動の時間もあって、私たちのようなちっこい者グループとシェパード、ドーベルマンクラスの大きい者グループにわかれて、広い芝生の運動場で走り回ります。私はこの時間が一番好きです。

jossi2

何でかって?私は新しい友達と遊ぶのが趣味なんです。
だから「ペット・リゾート」へ行った時にまずすることは、他の滞在者に挨拶することです。どの部屋に誰がいるか、見に行くのです。
飼い主が恋しくてしょんぼりしているのやら、やたら吠えまくって自己顕示するものやらいて、なかなか面白いです。私は基本的に吠えることは好きではありません。これはいつもワイフに誉められるのです。
「アロハは全然ほえへんなぁ、ええ子やで」って。
えへっ!

ここにはネコちゃんたちもたくさん来ています。私は誰とでも遊ぶのですが、向こうが私と遊ぶのをちょっと怖がっているようです。
なんでかわからへんねんけど?
他の犬仲間と遊ぶときみたいに、追っかけたり、噛んだり、転げまわったりしたいだけやのに、ネコちゃんたちはこういう遊びは好きやないみたいやねん。
残念!

ワイフたちの裏庭に時々、ネコちゃんが遊びに来ます。ワイフは勝手に「ミーちゃん」と名づけています。実はワイフは無類の猫好きで、
その「ミーちゃん」が来るのが見えると、「プス、プス!」といって呼ぶのです。なんでかわからへんけど、オーストラリアでネコを呼ぶ時にはこういうのです。それを聞くと、私は一緒に遊びたくなって「ミーちゃん」を探します。ミーちゃんはあわてて逃げます。ワイフは「アロハ!ミーちゃんびっくりするやんか!」といって怒るのです。私は一緒に遊びたいだけやのに。
しょんぼり

春になって、新しい友達を見つけました。
マグパイというオーストラリアのサギ科の鳥です。白と黒をしていて、
とてもきれいな声で鳴きます。
最近、散歩の途中でよく見かけるので、友達になろうと近づくと、
ワイフやデグチ氏が「あかんで、アロハ。マグパイにつつかれるで」と
言うのです。春はマグパイの繁殖の季節で、人間であれ、何であれ
自分たちの巣が攻撃されると感じると空中からくちばしで攻撃に
くるというのです。実際にデグチ氏は昔、オーストラリアのいなかで
ゴルフをしていた時に頭すれすれに飛んできて、つつかれそうになったそうです。
恐るべし、マグパイ!

てなわけで、今回はこれにて失礼します。


ホームページに戻る