ウォーナンブルの教室から 13

9月○○日

今週はクラスで習字をしました。今の授業の流れとは直接関係ないんですが、ビクトリア州日本語教師会( JLTAV )主催の習字コンテストがあり、それに参加するため、この時期に習字をすることにしたのです。全体でいくつの学校が参加しているか分かりませんが、ビクトリア州全体なので、かなりの人数です。ただ、一校あたりのエントリーが2つまでなので、学校の中でうまい二作品を選ばないといけません。

去年は私の教えている子供たち3人が小学生1〜3年(日本語学習期間)部門で1位から3位までを独占しました。すごい快挙です。メルボルンにある大丸のショッピング・ギフトがもらえることは彼らにとって魅力ですが、それ以上に、ビクトリア州全体で入賞したことでこれからの自信につながることのほうが教師にとっては嬉しいことです。

今年の課題は数字の「九」です。これは日本人のこどもでもなかなか難しいように思います。僕が生徒用の見本を書いた時も納得する字が書けるまで、かなりの時間がかかりました。何かを真似て書くということになれていないオーストラリアの子供たちにはかなりのチャレンジです。4,5,6年生は去年もチャレンジしましたが、一年に一回くらいではなかなかうまく書けません。

日本に帰ったときに100円ショップでたくさん買い込んできたため、30人近いクラスでも筆の数には余裕があります。墨汁はメルボルンで買いました。書道セットも一式あります。
あとはこちらのやり方次第です。

オーストラリアの小学校のほとんどはカーペット敷きです。床に墨汁をこぼさせないようにすることが第一目標です。紙にかいたルールを読ませ、徹底させます。1.墨汁はとれにくいので十分に注意する 2.これから言う指示を良く聞く 3.筆と墨汁皿をもったまま歩かない(墨汁が必要なときは手を上げて先生に言う) 4.書き終わった文字を2度書きしない 5.集中して書く、他人の邪魔をしない 
6.墨汁に浸しすぎない などです。

道具の説明、「九」を書くときの筆の使い方を丁寧に説明します。筆を寝かせたり、手首を使うとちゃんとした文字は書けないことも実際にデモンストレーションしながら見せます。10言っても6くらいしか聞いてないのがこちらの子供です。しつこいくらい言って丁度いいようです。

月曜から金曜までどのクラスもなんとかがんばってくれました。一年に一回しか筆を触らなくてもとても上手な子供が何人かいます。よく観察してみると、どうも美術の才能がある子供のようです。各学校から二作品しかエントリーできないは大きい学校と小さい学校では不公平なのですが、大きい学校から選んだ作品のほうが
質が高いのは確かです。

すべての作品のチェックを終わり審査料11ドルと共にメルボルンに送りました。結果は次のタームになりそうです。
誰かが入選しそうな予感はあります。

結果はまたお知らせします。

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