11.異文化コミュニケーションを学ぶための教材
このページでは文化・習慣を学ぶ教材やカルチャーギャップを克服するための教材を紹介します。
日本で唯一100%英語漬け教育を実践する校内日本語禁止の英語学校 フィニックス英語学院
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1.Speaking of Survival (Oxford)
この教材はニックネームとしてSOSの愛称がついていますが、このニックネームの意味する通りアメリカで生活する上で必要な英語を教える為に作られた教材です。
レッスンの構成は状況ごとに作られており、病院、歯医者、銀行、郵便局などで使う英語、火事や犯罪への対処、仕事の見つけ方、住む場所の見つけ方などのテーマごとにサバイバル英語が学べるようになっています。レッスンは絵で必要な単語を入れてから、ダイアローグを覚え、次にその応用練習、最後に文化背景についての読み物の内容理解とオーソドックスな会話教材の構成で作られています。
この教材のよい点は絵が豊富で視覚に直感的にとらえることができるところです。わたしはドラマ手法を駆使して、体を実際に動かしながら単語を覚えさせたり、ダイアローグを演じさせたりしています。
これからアメリカで生活される予定の方は一度やっておくと良い教材だと思います。
2.Polite Fictions (金星堂)
この本は日米の文化の違いについて書いたやさしい読み物です。初級者から中級者用のリーディング用の教材としても使えます。
Polite Fictions というのは 「見せかけの礼儀」と訳せますが、この本はある場面においてそれぞれの文化で「礼儀正しい」とされている行為が違うためにそれが異文化コミュニケーションを引き起こすという説明をしています。そしていろいろなエピソードを読みながら楽しく文化の違いを勉強できるようになっています。
たとえば最初の話では、著者は彼女が日本に来たばかりの時に日本人の男性の友人から電話をもらってディナーに誘われるのですがその時に
I just got married, and my wife and I would like you to come to our house for dinner next Saturday. She's not beautiful, and she can't cook very well. But I hope you'll come.
と言われこの人は結婚したばかりの奥さんがもういやになってしまったのかと思ってビックリし、実際に奥さんに会ってみて彼女がとびきりの美人で料理もうまいことにこれまたビックリします。そして初めて友人の男性の言ったことはPolite Fictionsであり、彼は謙遜してそう言っただけだということに気づいたというエピソードです。
アメリカ人だったらこういう場合簡単に She wants to meet you というか、もしも妻のことを説明するなら She loves to cook and is planning to fix something special for you. とか She has a wonderful sense of humor; I'm sure you 'll like her. のように何か良いことを言うのが普通だからです。
このような Polite Fictions について彼女は You and I are Equals. You and I are Close Friends. You and I are Relaxed. You and I are Independent People as Individuals. Being Original などの項目をあげて日米の文化の違いを説明しています。
内容についての簡単なQ&AやTrue or Falseなどの問題もついていますからリーディングコンプリヘンションの教材として使えますし、内容についてディスカッションをしてもいいでしょう。