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KIT-VLでは「昆虫機能を基盤とする生産物質の有効利用」をメインプログ ラムに、本施設の目的とする"独創的な研究開発の推進"と"高度の技術とベン チャー・マインドを持った創造性豊かな人材の育成"を図るべく尽力していま す。 この目的の為に、ベンチャー・ラボラトリー登録学生の選考にあたっ ては学生の「自主性」を重視しています。VLに登録を希望する学生は、自身で 考案した研究テーマと研究計画をもって応募し、教官は「支援教官」としてこ れを側面から支えるというシステムを取っています。応募学生は管理委員会に よる面接によって選考されます。選考においては、研究テーマの独創性、新規 性、実用性等の観点が重視され、総合的に判断の上登録学生が決定されます。 学生の登録に対してこのような選考過程を取っている結果、多種多様な研究テー マがメインプログラムの下に設定されています。 本プログラムは、多様な 昆虫機能を多面的にとらえ解析し有効利用することを目的とし、昆虫をとりま く"生態系"と"物質世界"を広く研究対象として想定しています。従って、研究 分野として、遺伝子工学、分子生物学、生化学、高分子学、有機化学などの幅 広い専攻から登録学生が集まってきます。彼らがお互いに刺激しあいながら個 別の研究を遂行しているのがKIT-VLです。 生物科学関連の研究テーマを拾っ てみると、生き物を対象とした昆虫生態学、細胞や組織を研究対象とした昆虫 生理学、DNAを取り扱う昆虫遺伝学・昆虫病理学、酵素などの生態関連物質を 研究する生化学、二次代謝物や生理活性物質の有機化学的側面からの研究と、 「昆虫」を経糸として生物関連科学の全ての研究分野が緯糸となり、あたかも 織物の様に展開しているのがKIT-VLの特色です。このほかにも、生物システム のシュミレーションを目指したエネルギー・物資循環に関する研究テーマも実 施され、広い視野を持った自立心旺盛な人材を育成しようとするVLの研究活 動に厚みを加えています。
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