共同企画 酒寄プロゼミ2002

ゼミの展示会に昨年度の酒寄プロゼミが参加することになりました。メインは映像上映(14日〜16日の昼休み)ですが、あわせて撮影当時のドキュメントを写真展示いたします。
 そもそも、一年生向けにおこなわれるゼミナール「プロゼミ」は、これから4年間勉学していくために大切な基礎力を培う場です。2002年度、酒寄プロゼミ「情報構築術」では、問題を発見して解決し、報告書を作成し、口頭で発表するという一連の作業を繰り返しました。前期は池澤夏樹の『新世紀へようこそ』をテクストにして、共同作業というハードルも受講生に課しました。
 前期の経験を後期にどう発展させていくか議論する中で、受講生たちが後期に向けて設定した目標を可能な限り包括するのが映像制作であるということになったのは夏合宿でのことでした。その後、原作をS・キングの「スタンド・バイ・ミー」に決定し、監督を決め、シナリオを起こし、配役を決め、撮影、音響、広告、記録、デジタル編集など担当を決めて活動を開始したのが10月、それから1月の封切りまで学生たちは週末を返上し、徹夜も覚悟の過密なスケジュールをよくがんばり通したと思います。
 なにかを生み出すためには、ひとりひとりが自発的に行動しつつ、しかもコミュニケーションが欠かせないことを実践を通して身をもって体験したことだと思います。
 もちろん思想を深めること、技術を磨くことなどさまざまなハードルが残っているでしょう。しかし、この一年で見せた「心意気」はきっと、そうしたハードルを越えていくためのバネになるだろうと確信しています。
 ひとまずこの展示をご覧くださったみなさんの批評に耳を傾け、次なるステップにしたいと思います。

酒寄進一


プロゼミ生・監督より

 私は将来映画監督になりたいと思っている人間です。今回初めて映像を撮っていろいろなことを学びました。機器の使い方はもちろん撮り方、理論、用語や技術などです。しかし何よりも勉強になったのは「人を動かすこと」でした。役者に演技指導をしつつスタッフの皆にカメラワーク、音声、ライトなどすべてにおいて人に動いてもらうことが大変でした。自分の考えはスタッフや役者にはわかりません。それを伝えても、個々のシーンに抱く感覚は人それぞれ違います。それを把握しつつ判断し思う通りに動いてもらうのが大変でした。1つの作品を仕上げてゆく仮定で人間関係の大切さを改めて知る事ができました。信頼し信頼される事がよいものを作る第一条件だと思いました。今回の作品は完成品とは言えませんが、皆の努力の証しとなりました。私はこれからもっと勉強をし、たくさん作品をつくり、いつか夢を現実に変えたいと思っています。みなさんお疲れ様でした。

4月14(月)・15(火)・16(水) 昼休み(12:10〜13:00)
約50分間(プロゼミ映像約20分 ゼミ映像約30分)

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