各社論文答練比較
論文答練には、以下のような種類があります。
@入門者向け答練(論文の書き方から教える)
A過去問答練
B論点潰し型答練
C学者出題答練
D予想答練
また、論文答練は、択一答練と違い各社毎年同じような傾向です。
択一の場合は、昨年が良問ぞろいの答練でも、今年良問がそろうというわけでは
ありません。これは、問題作成者が毎年変わる為だと思われます。
その点、論文の問題は択一よりも作りやすいですし、何よりこの業界では他の予
備校が出題した問題をパクるのは日常茶飯事ですから、年によって質が大きく変化
する事はないでしょう。
この意味で、「論文答練はどの予備校のものでも大差ない」といえると思われます。
(もちろん、各予備校で若干の違いは確かに存在しますが)
@入門者向け答練
名前は忘れましたが、どの予備校もこういった答練を用意しています。
ただ、LECと伊藤塾は、その予備校で入門講座を受講している人を対象にして
います。
このような基本的な答練を受講する事には意味はない、とするのが最近の受験生
の多数説なんでしょうか。講師の方でも、柴田氏や井藤公量氏はたしか「本試験
レベルの問題を解かないと意味が無い」と言っていたと記憶してます。
A過去問答練
過去問を素材にした答練。
受講料が安く、資料がそこそこしっかりしていれば受講する価値があると思いま
す。
個人的には、この答練も捨てたものではないと考えています。
B論点つぶし型答練
出題範囲が毎回指定されているので、勉強のペースメーカーとして使う。
基本的に受験生はこのタイプの答練を受講する。
LECではA答練、Wは論文講座、辰巳はローラー答練。伊藤塾のペースメーカ
ー答練講座もこれに分類しておきます。
A答練(LEC)
前期は週一日。答案の返却が遅い。問題はオーソドックスなスタイル。
レジュメの解答例はLECが一番良い。
論文講座(Wセミナー)
受講料が高い。なぜなら、やたらと分厚いレジュメが配られるから。
このレジュメにちては賛否両論あります。私は結構(かなり?)好きです。
答案の返却についてはよく知りません。多分、各校によって異なってると思い
ます。
問題はたくさんの論点を組み合わせて作られたものです。書くが大変。
ローラー答練(辰巳)
受講料が安い。答案の返却は1週間後(これは早い)。
ただ、問題が首をひねりたくなるものがたまにあります。出題者のクセがでて
るんでしょうか。
答案シートという切り離せばファイルできるものがレジュメにあって一見便利
ですがその答案例は読みにくいものが多いような気がします。
ペースメーカー答練講座(伊藤塾)
たしか、@解説講義ナシコースが設定されていない、A添削ナシコースがある。
というのが特徴だったと思います。
TWO−WAY添削なるシステムがある。
(これについては、LECもPS添削という同様のシステムを採用していたと思
います)
このうち、Wの論文講座とTのローラーは問題集として発売されています。
この中には答練実施時の受講生の優秀答案が収録されているので、優答が欲しい人
はこれで入手できます。
C学者出題答練
これは、学者が出題するため、典型論点を組み合わせただけの答練とは違い、今まで
あまり考えた事がないような問題が出題されます。
よって、一通り論点をマスターした上級者が現場思考の訓練として受講するのに適し
ています。
現在、このタイプの答練を実施しているのは辰巳法律研究所の日曜答練のみです。
以前はLECも「ハイレベル答練」という名前でこの種の答練をやっていたのですが、
伊藤真氏の離脱後、受講生が激減したためか、今では行われていません。
D論文予想答練
これは、各社、いろんな名前でやってますが、基本的に先述のBの答練と同じです。
ただ、伊藤塾だけは、他社と違い、@出題範囲が指定されているA添削ナシコース
がある、という点が特徴といえます。(そのためが、「予想」ではなく、「直前」答
練というタイトルになっています。