平成14年度冬学期期末試験問題 東京大学経済学部  専門科目1  企業経済  松島斉教官 問1(20点):標準型ゲームとナッシュ均衡を数学的に定義せよ。 問2(20点):価格差別化を簡潔に説明せよ。 問3(10点):scale economyとscope economyを簡潔に説明せよ。 問4(10点):戦略的補完と戦略的代替を簡潔に説明せよ。 問5(20点): 2期間の二人ゲームを考える。第1期に、プレーヤー1がK∈[0,∞)を決定する。 第2期に、プレーヤー1とプレーヤー2が、各々x1∈[0,∞)とx2∈[0,∞)を同時決定する。 プレーヤー1とプレーヤー2の利得は各々u1(K,x1,x2)とu2(x1,x2)である。 (1)第1期に決定されたKが、プレーヤー2に観察されると仮定する。 この場合の完全均衡を数学的に定義せよ。 (2)Kがプレーヤー2に観察される場合のナッシュ均衡と、観察されない場合のナッシュ均衡とでは、 決定されるKの値が異なると考えられる。その理由を簡潔に説明せよ。 問6(20点): 複占数量競争でのシュタッケベルク均衡を考える。企業1が先導企業、企業2が追従企業であるとする。 両企業i∈{1,2}の生産コスト(単位コストではなく総生産コスト)は ci(qi)=0 if qi=0 ci(qi)=1/36 if qi>0 である(qi∈[0,∞)は企業iの生産量である)。需要関数は D(p)=1-p if p∈[0,1] D(p)=0 if p>1 である。 (1)企業2の反応関数を求めよ。 (2)シュタッケルベルグ均衡における両企業の供給量を求めよ。