宋ゼミの授業概要


 

 宋ゼミでは主に開発経済学及びアジア経済について学んでいます。

このページでは、開発経済って何?とか、どんな感じで授業がすすめられているか

を紹介します。

 

・ゼミ生募集のFAQ[NEW]

・宋ゼミの授業内容−宋先生による紹介

・宋ゼミの授業内容−学生による紹介

・開発経済学とは?

 

3年のゼミでは以下の二つの教科書を中心に「開発経済学」について理解を

深めるために、授業を輪講形式で進めています。

 

『M.トダロの開発経済学』

マイケル Pトダロ 著  岡田靖夫 監訳

OCDI開発経済研究会 訳  国際協力出版

 

『20世紀システム4 開発主義』

東京大学社会科学研究所 編 東京大学出版会 初版1998

 

4年次ゼミでは主に各個人が設定した卒業論文についての研究、執筆及び

先生による卒業論文の指導が行われます。

 

※A/Bゼミの違いについて・・・明治学院大学経済学部のゼミ(演習)の履修
方法は、演習A(Aゼミ)と演習B(Bゼミ)があります。Aゼミは3年次から
2年間続けて行われ、履修者は卒業論文を必ず提出しなければなりません。
Bゼミは1年間のみで終了しますが、卒業論文を提出することはできません。
宋先生が担当されているゼミは2000年度にBゼミの授業も行われましたが、
以後はAゼミのみ募集・開講されています。2つのゼミは合同で同じ授業が行われ
ていたので1回1回の授業という点では内容に差はありません。

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宋ゼミの授業内容の紹介−宋先生による紹介

 

 経済発展は人類発展史に伴う永遠のテーマである。歴史的原因によって経済発展が遅れてきた国・地域は世界に、特にアジア、アフリカ、ラテンアメリカ地域に多く残されている。特に指摘すべきなのは、植民地制度崩壊後の戦後50年間を立ち、これらの国・地域の経済発展は戦前より急速に遂げてきたが、発達した先進国との経済格差はさらに拡大し、このような「南北問題」は益々深刻していく傾向がある。後発国・地域の経済発展と南北格差の縮小は、我々世界の経済問題を考える者にとって、もっとも関心を払わなければならないことである。

本ゼミでは、歴史的原因によって経済発展が遅れた国や地域の現在の経済的・技術的・社会(文化)的・政治(制度)的な状況と経済開発のための条件及び開発政策について、歴史的、政治経済学的アプローチにより考察し、統計データに基づいて実証研究を演習する。研究対象を東アジア地域とする。

三年次ゼミでは、主にかかる経済発展理論と開発経済理論、実証方法を学習する。四年次ゼミでは、学生が勉強した理論と実証方法によって、自由に設定した研究テーマの卒論(単年度の場合は研究レポート)の資料準備と論文作成を行う。ゼミ学習の形式は学生諸君を主体とする個人予習−個人発表−ゼミ討論である。学習効果をさらに上げるため、2002年度からこれまでの形式を下記のように変えていく。すなわち、グループ学習−グループ発表−ゼミ討論という形式にしたい。

経済発展が遅れた国・地域の問題を考えるには、理論と政策の応用領域であるから、総合的な経済学理論−すなわち経済学各流派及び経済学諸分野の理論に対する理解、分析方法としての社会経済統計学知識の習得が望ましい、他方、政治学、歴史学、社会学、地理学、人間文化学等に関する一般知識も必要である。学識構造のバランスの有る学生には適すると思う。なお、ゼミ学習効果を高めるには、読書思考討論は欠かせない三要件で、特にゼミでの討論がなければ、ゼミとして成り立たないと言い切ることができる。したがって、積極的に自分の見解・論点を発表し、討論に参加する意欲のある学生には大歓迎。

 

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宋ゼミの授業内容−学生による紹介

 

現在宋ゼミは3年生11名、4年生6名が在籍しており、オブザーバーとして

3年次にBゼミを履修していた3名の学生を加え、それぞれ学年毎に演習の

授業を行っています。宋先生は絵に描いたようないいひとです。中国人ですが、

ちゃんと日本語をしゃべります。ですから、中国語がしゃべれなくても全く

問題はありません。世界経済論で先生の板書の達筆さに脱帽してしまった人も

大丈夫。そのうち読めるようになります。(コレホント。加えてゼミの授業は

発表・討論などが中心になるので、板書をとることはほとんどありません。)

 

3年生は本年度、『20世紀システム 4開発主義』などの本を中心にして、

開発経済学について学んでいます。宋ゼミでは、開発経済学という学問を単に

経済学的視点からみるだけではなく、経済発展が遅れている国々の政治的・社会

的・技術的な状況をも考察しながら深く学習していきます。このようにさまざまな

角度からアプローチを試みることによって開発経済学をより一層深く理解して

いきます。授業形式は章ごとに担当者が教科書の内容についてレジュメを作成し、

それをもとに発表を行い、疑問点や解釈、意見をゼミ生、先生を交えて話し合う

輪講の形をとっています。

 

最初は遠慮がちでなかなか質問や意見が出てきにくかったのですが、授業を

重ねるにつれてだんだん発言が多くなるようになり、最近では白熱した討論に

なることもしばしば。先生はなによりも「学生自身による授業の積極的な参加で

ある討論」を重要視しているようで、学生の討論に熱が入ってくるとなによりも

うれしそうな顔をしながら見守ると共に、時には先生自身も熱い討論に加わり、

補足的な説明や先生自身の意見を述べ、

必要な場面では補足などのフォローも忘

れません。開発経済学については皆ゼロ

からのスタートなのですが、学生自身が

参加することによって、各人が納得する

まで学習することができます。ゼミの授

業はどの授業よりも濃い90分であると

いえます。

 

 

 

 

 

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開発経済学とは?

 

多くの第三世界の貧困にあえぐ人たちの物質的生活の向上を助けるために、

経済進歩の成果を最も効率的に、もたらすよう社会全体の構造や制度上の転換を

早急に推進するために必要な政策を公共(公的)及び民間の経済、社会、文化、

政治、制度の仕組みといった経済的なパラメータ以外にも焦点をあてて、第三世界の

経済を深く理解し、大きな変化の政策の策定を系統的に扱う経済学である。

第三世界の経済開発は今までのものと違い、近代世界としては特異な事例が多く、

各国自体も多様性に富んでいるので、伝統的な経済理論を使っては簡単に理解

できないし、普遍的原理や法則も存在せず、せいぜい傾向ぐらいのものしかない。

(宋ゼミ輪講発表「第1章:経済学、制度、開発:地球規模の展望」の発表(担当:金崎)資料より抜粋)

 

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