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国連研究会の目的
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| 国際連合研究会とは!What's United Nations Club? |
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国連研究会とは?What's United Nation's Club
?
我が創価大学国連研究会は、本年も精力的に活動を続け、総勢約100名の部員と共に日々変化する国際情勢や国連の研究にいそしんでいます。本年度は「地球市民社会構築への改革」という年間研究テーマのもと、毎週火曜日と金曜日の放課後に活動しています。グループや内容に分かれ、プレゼンテーションやディスカッションを通して研究を進めてきました。
21世紀が近づきつつある今でもなお、国際情勢。紛争という名のもとで、民衆の生命は軽視され、銃声が鳴り止まない地。国際経済化とともに急増する貧困層やストリートチルドレン。この生命の叫びを、私たち国連研究会は、同じ人間として一人の人間の生存権を脅かす一切の問題をこの世界から取り除いていこうとの自覚にたち、真剣な議論を交わしております。
今年、私たち国連研究会は、中央大学国際関係研究会とのディベート、創大学内ロビー展示、ビデオジャーナリストの野中章弘氏講演会等、学内外問わず研究研鑚、発信をしてきました。
夏休みに行われた合宿では、「北東アジアの非核地帯化構想実現へ向けて」と題し、北東アジア軍縮への背景、各国代表シュミレーションを行いました。11月に行われた創大祭では、展示「20世紀戦争展」を開催、約3000名近くを動員し、部員一丸となって平和行動への礎を築く想いで行いました。
私たち、国連研究会は、日本国際連合学生連盟(United Nations Student
Association of
Japan)の加盟団体でもあります。年に3回行われるセミナーではそのうち2回創価大学分科会として研究発表をしています。この学連(日本国際連合学生連盟の略称)を活用し、国際問題に興味のある学生との交流や、国際会議の参加、講演会に参加してきました。
また、年に1回、ニューヨーク本部研修を行っています。国連本部内見学はもとより、邦人国連職員の方とのブリーフィング、コロンビア大学見学(教授との懇談会)とその研修内容は多岐にわたっております。
平和学で著名なガルトゥング博士や韓国の忠清大学学長一行等の各国著名人が我が大学に来学された際には、国連研究会の代表が出迎え準備の参加や、歓迎として、世界交流の橋渡しとしても活躍しています。また、部員やOB・OGの中には、世界の舞台で青年海外協力隊、省庁、NGO、留学等あらゆる分野で世界にはばたいています。
ぜひ、我が国連研究会に一度足をはこんでんでみてください!
国連研究会の目的
私たち国連研究会の目的の具体的目標として第1回国連研総会の際、以下のとおりに確認しあいました。
国連研究会の目的
1、創価大学内・外への学生の英知の連帯の拡大
2、「世界の未来を担う」という自覚と責任に立った学問面・精神面での部員一人一人の成長
Origin of U.N.C
「国連研究会」という名前は清水・東山・高田の三人の会話から生まれた。
約半世紀にわたる冷戦の終結。
民族紛争や深刻化する地球環境問題などの地球的問題群の噴出。
世界経済の拡大と相互依存の深化。
湾岸戦争の勃発と国連の挫折。
世界では、一つの時代が終わり、次の新しい時代を迎えようとしていた。
国連研究会は、この人々の期待と不安が渦巻く世界の中で産声をあげた。
「哲学を探求し教養を実践する人間と人間の集い
が、真の意味の大学を形成するのであります。
大学をつくるものは、建物や施設ではなく、人
間であり、理念なのであります。混沌の人生に
対処する、力ある真実の哲学を持った人々の集
うところ−それこそ、時代を動かし、文明を
創造する源泉地としての、真の意味の大学であ
ると思います」
(創立者講演『スコラ哲学と現代文明』より)
国連研究会の意義
私たち国連研究会の活動の根幹をなすものは『創価大学創立の理念の実現』に向けられています。その理念とは、
一、人間教育の最高学府たれ
一、新しき大文化建設の揺籃たれ
一、人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ
という創立者池田大作先生の建学の精神である。
この理念の実現こそが我々創価大学・国連研究会に課せられた使命と『人類の希望の砦』を築くものである。
創部より8年。その間、国連研究会は様々な研究を積み重ねてきました。
しかし、いつの時も忘れてはならない言葉があります。
「英知を磨くは何のため 君よそれを忘るるな」
真の平和を実現すべく、日々学問を深めに深めていく。それが国連研究会です。
1992年度
▽シュミレーション(模擬国連的色彩が濃い)
▽ユーゴスラヴィア情勢に関する研究
1993年度
年間研究テーマ:「トランスナショナル(脱民族・国家主義)への展望」
▽環境・開発/平和・軍縮/教育・人権の三部門に分かれて研究
1994年度
年間研究テーマ:「現代文明と国連」
▽文明に関する研究を中心に進める
1995年度
年間研究テーマ:「国連改革」
▽国連創設50周年/国連の基礎知識や国際問題を単発形式で研究
1996年度
年間研究テーマ:「人間の安全保障(Human Security)」
▽『世界市民の警鐘〜ヒューマン・セキュリティに関する一考察〜』(ステイトメント)を
作成・発行
▽女性の人権セミナー開催
「Human Securityの時代へ〜守りたい、すべての女性の笑顔を〜」
1997年度
年間研究テーマ:「新世界秩序構築に向けて」
▽新たな世界秩序の価値モデルとしてUNCモデルを創出
▽前年のステイトメント(要約)をトロント国際学術会議に提出
1998年度
年間研究テーマ:「平和創造への新たなる方途を求めて−世界人権宣言50周年−」
▽紛争・貧困・開発の各問題を研究し、具体的な解決策を模索
▽UNHCHR(国連人権高等弁務官)の可能性を模索
1996年12月、国連研究会は幸運にもトロント大学の教授であられるウォルター・ドーン博士との懇談会をもつ機会に恵まれました。席上、博士は当時国連研究会で研究中であったヒューマン・セキュリティに関心をよせられ、その研究成果を翌年の国際会議に文書として提出して頂けるとの約束を交わしました。
そして1997年6月、博士の御言葉通り、ステイトメントを要約した「ヒューマン・セキュリティの視点から見た国連改革」と題する研究成果をトロント国際学術会議へ文書として報告することができました。同会議には創立者池田先生やコフィー・アナン国連事務総長等のメッセージが届けられ、国連研究会のステイトメントも及ばずながらそれらと同規格で共に提出して頂くことができました。
ドーン博士への感謝の意を表すと共に、会議に提出したステイトメントの日本語版を紹介します。
ヒューマン・セキュリテイの視点から見た国連改革
1.はじめに
1994年にUNDP(国連開発計画)から提出された、「ヒューマン・セキュリテイ」という新たな観念が今日、様々な議論を呼び起こしている。我々創価大学国際連合研究会はこれを、これまでややもすると国家の名のもとに手段化され軽視されがちであった個々の「人間」にスポットを当てることによって、既存の価値観に対する根本的修正を迫る概念として位置づけられるのではないかと考える。我々の研究は、国連から内発的に起こってきたヒューマン・セキュリテイに関する様々な論議を踏まえ、学生の立場からその概念の意義と価値を見いだそうとするものである。本報告書では、現在数多く存在している国連改革議論においても特に、その(ヒューマン・セキュリテイの)研究成果から導き出される国連システム改革の方向性について考察していきたい。
2.ヒューマン・セキュリティとは
冷戦の終結に伴う地域紛争の多発、地球的問題群の台頭はこれまでの伝統的な国家安全保障の槻念、すなわち軍事力をおもな手段として国家を守っていこうとする考え方の改善を余儀なくさせている。また情報化などにみられる科学技術の発達や経済的相互依存の深化は国際社会における国民国家の地位を相対化させているといえよう。そしてこの国民国家の地盤沈下の一方で、国際舞台には多様なアクターが登場、活躍するようになった。
こうした近年に見られる安全保障環境の変化のもと、1994年国連開発計画は『人間開発報告書1994』において「ヒューマン・セキュリテイ」という新たな概念を提示した。その定義の大枠は、主要な学者らの意見を踏まえつつまとめると、以下のようになろう。
・一般に「国家」を取り巻く軍事的「脅威」に対して軍備(近年においては核兵器)を主な手段
として領土・国民を保護するという従来の国家安全保障の概念から脱却し、「社会的安全保障」
などをも包含しうる、より幅広い概念を指す。
・安全保障の主体としては、「国家」にとどまらず、「人間」すなわち人間個人、様々な人間集
団、また個々人の総体としての人類とする。
・ヒューマン・セキュリテイにおける「脅威」とは、他国による自国への軍事的攻撃や威嚇に限
定されるものではない。個人が日常の生活を営んでいく上で必要不可欠な物質的資源と条件の
欠乏、生命そのものが危機にさらされることといった個人レベルの問題から、人類共通の脅威
としての地球的問題群まで含まれる。
3.ヒューマン・セキュリテイと国連の現状
我々は、現在の世界において、現状をヒューマン・セキュリテイの方向へと転換していける可能性を持った唯一のアクターとして国連を捉えたい。国連はほとんど全ての国家が一堂に会して議論する場を提供することができ、場合によってはNGOの意見も踏まえつつ世界共通のあらゆる脅威に対して解決へ取り組んでいけるところだからである。しかし、同時に国連のその可能性を最大限に開花させるには、50年前のシステムのままでは不十分な点も多くあると言わねばならない。例えば、
・ヒューマン・セキュリテイにおいて取り上げる「脅威」は開発・人道分野に多く存在している
にもかかわらず、現在の国連は安全保障理事会に大きな権限が集中しており、経済的・社会的
問題や小国のニーズに有効に対処しうるシステムに整備されていない。
・現在、国連の場で発言権や決定権を圧倒的に有しているのは国家である。故に、現在のシステ
ムにおいては、国家の要請でないものは政策に反映されにくい。
といった点が指摘できよう。国連のこうした問題点を克服し、国連を中心にヒューマン・セキュリテイヘの価値観の転換と実現可能性の向上を図っていくことが必要である。
4.ヒューマン・セキュリティから見た国連のシステム変革
では、こうした問題点をヒューマン・セキュリテイの視点から見たとき、どのような変革への方向性を探っていくことができるだろうか。
まず、現実の中で被害を受けている「人間」を守るためには、そうした人々の声が国連の場に届くようなシステムヘと変革していかなければならない。具体的には、これまで国家と比較して発言の場が制限されてきた市民に、国連として発言の機会をどう提供し、どう国連の場に反映させていくかということを考えていくべきではないか。また、多様なアクターに幅広く議論の場を提供し、それぞれの特性を引き出していくことによって、国連の場でヒューマン・セキュリテイ実現の方向へと国際世論の形成を図っていく努力を最大限行っていくことが大変重要である。
また、増大する経済的・社会的脅威に対処していくために、経済社会理事会やその下部機関をより活発化きせ、実効力ある活動を可能にしていくことが必要である。また、近年に見られる紛争の根底原因としても貧困の存在が指摘されている。そこで、例えば安全保障理事会と経済社会理事会、その下部機関、フィールドで活躍するNGOなどとの思い切った協力体制を構築することができれば、紛争に対する総合的、予防的取り組みを図っていくことができる可能性もでてくるのではないだろうか。
以上のような、多様な主体からの意見の収拾、それによる国際世論の形成、そしてそれらの意見を実行していくための機関の強化や効率的協力の促進という角度から、ヒューマン・セキュリテイ実現への行為主体としての国連システムの変革が有効であると考えるものである。
5.終わりに
我々の本舞台である21世紀まであと4年。これまでヒューマン・セキュリテイの視点から見た国連システムの変革について述べてきたが、同時に、これらを実現しゆく世代はまさに我々であるとの自覚を改めて強く感じるものである。
また、ヒューマン・セキュリテイは「人間」を実質的に守るという発想によって、ともすれば「国家」や「イデオロギー」「経済成長」という形式を重んじ、生命軽視の方向へ走りがちであったこれまでの人類の価値観に対し“平和の実質とは何か”という根本的問いかけをなす概念である。この概念を研究したことは、「人類の平和を守るフォートレスたれ」との我が創価大学の建学の精神をより具体的に深めることにもつながった。我々は「人類の平和を守る」とは自分にとって今ここで何をなすことなのかという問いかけを常に自身に発しながら、これからも学生として全力の活動を更に展開していきたい。
最後に、このような貴重な機会を我々に与えてくださったWalter Dorn博士の誠意に、心から感謝申し上げたい。
歴代部長・副部長紹介
部 長 副部長
初 代(1992年度) 高田 史雄 山田 美枝
第2代(1993年度) 大久保竜一 楓 香世子
第3代(1994年度) 中川 法雄 友利 みや
第4代(1995年度) 竹野内 猛 大田 享子
第5代(1996年度) 渡部 正明 乙成 春美
第6代(1997年度) 宮田 輝明 須藤 保子
第7代(1998年度) 石橋 芳弘 中沢 静江
第8代(1999年度) 中園 徹 佐藤 みほ
第9代 (2000年度) 山口 良治 中川 久子
国連研究会のことが知りたい方は
ここまで。