ここは、水泳に役に立つかもしれない知識などを
掲載していきます。暇があれば読んでくださいね。
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NO.1 肩の柔軟性テスト
水泳をしているとやはり肩関節の柔軟性はないよりもあるほうがケガをしに
くい、パフォーマンスも高くなると誰もが考えることだと思います。しかし肩の柔
軟性はただ単に高けりゃいいというわけではなく、適度な柔軟性というものがあ
り、柔軟性がなさすぎても、高すぎてもケガは起こり易くなるのです。
そこで、今回は肩の適度な柔軟性を計る簡単なテストを紹介します。まず、図
のように左右いずれかの肘を曲げて肩甲骨を浮き彫りにします。検者は片方の
手で相手の肩を押さえ、もう一方の
手の指を伸ばして、浮き彫りになっ
ている肩甲骨の脇にいれます。ここ
で指が全く入らなければその肩は硬
いと判定でき、指の3分の1程度が
入れば合格ライン、指がすっぽりと
入ってしまえばその肩の柔軟性は
非常に優れていると判定できます。
優れたスイマー・ピッチャーはすっぽ
りと入ってしまう人が多いです。さあ
、みなさんもやってみましょう!
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NO.2 体内のエネルギー源(1)ATP
私達の体内には運動を行うためのエネルギー源として、ATP、クレアチン燐酸
(CP)、炭水化物、脂質、たんぱく質が存在しています。今回はこの中のATPにつ
いて書こうと思います。ATPとは、アデノシン三燐酸という化学物質で、図のよう
な構造をしています。
図を見るとわかるようにATPはアデノシンに3つの燐酸がつながっています。そ
して、この3つめの燐酸がとれることによってエネルギーを放出します。このエネ
ルギーが筋収縮に使われるのです。ここで大事なのは、筋収縮の直接的なエネ
ルギー源はATPだけであって、後の4つ(CP,炭水化物、脂質、たんぱく質)はA
TPの再合成に使われるという事です。では、なぜATPを再合成しなければいけな
いかと言うと、体内に存在するATPはほんのわずかであり、運動の最初の数秒で
枯渇してしまうからです。つまり私達は運動をしている時には、ATPから筋収縮の
ためのエネルギーを得ながら、同時に他の4つの化学物質によってATPを再合成
しているのです。

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NO.3 体内のエネルギー源(2)クレアチン燐酸
このクレアチンリン酸という物質はATPをもっとも迅速に再合成するエネルギー源
です。構造は図のようにクレアチンに燐酸が1分子結合しています。
残念なことに筋に蓄えられているクレアチン燐酸の量は少なく最大運動で、約10
〜15秒しかもちません。クレアチン燐酸が枯渇してしまうと、後は炭水化物、脂質、
たんぱく質からATP再合成に必要なエネルギーを得なければいけません。
最近、サプリメントでクレアチンが注目を浴びていますが、これは体内のクレアチン
燐酸の貯蔵量をふやす効果があります。

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NO.4 体内のエネルギー源(3)炭水化物
食物の炭水化物(パスタ・米・いも類など)は、体内に入り消化の過程でグルコース
にまで分解され、血液中に入って、筋細胞に運搬されます。筋細胞に入ったグルコース
は、グリコーゲンとして貯蔵されます。グリコーゲンとは、グルコースが連鎖して構成され
る物質です。
運動を開始すると筋に蓄えられている、グリコーゲンは逆にグルコースに変換されます。
そして、そのグルコースは解糖系というエネルギー供給経路に入ります。この経路の途中
でATPが再合成されます。
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NO.5 体内のエネルギー源(4)脂肪
脂肪はなにかと運動の邪魔者扱いにされがちですが、脂肪も炭水化物と同様にATP
再合成の重要なエネルギー源です。脂肪1gは炭水化物1gと比較すると2倍以上のエネ
ルギー量を含んでいます。しかし、運動中では脂肪よりも炭水化物の方が優先的にエネル
ギー源として使用されます。その理由としては、脂質は有酸素代謝のみに用いられ、この
過程はエネルギーとして代謝される前にTCAサイクルに入らなければならず、脂肪組織から
筋肉中へ運ばれるのに時間がかかるからです
つまり、もし我々がレース中に脂肪しかエネルギー源として使えないとしたら、脂肪の代謝
は非常に遅い反応なので、レース中に速いペースを維持することはできないのです。
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NO.6 体内のエネルギー源(5)たんぱく質
たんぱく質は言わずと知れた筋肉を構成している物質です。しかしたんぱく質もATPの再
合成のためのエネルギー源として使われる場合があります。それは、炭水化物、脂質がな
くなってしまって、ATPを再合成するためのエネルギー源がなくなってしまった時です。つまり
非常時の最終手段という感じです。この状況では、筋肉を分解してたんぱく質をエネルギー源
として利用するようになってしまうので、経済的ではないのは言うまでもありません。
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