2002/07/11 ナチュラリストだより


  OBの皆さん今日は。元気で活躍していることと思います。

 これまで、折々の研究室の様子を「研究室だより」として皆さんに配送してきました。いまも、都立大学とは密接な研究協力をしているのですか、これからは研究だけではなく、もう少し幅を広げナチュラリストとしての活動を報告しながら、皆さんとの交流を深めていきたいと思います。皆さんが、僕からのメールを見た後、感想や近況の報告が返ってくることを楽しみにしてます。

  早稲田大学に移ってからの研究は、日米科学技術協力事業を中心になっています。事業の中の高エネルギー分野に予算がついており、毎年計画の審査によってグループへの予算が配分されます。都立大学、早稲田大学、高エネルギー研の協同チームは、以前からリニアーコライダーJLCのための偏極陽電子ビームの開発研究を進めてきましたが、この研究テーマを日米協力のもとに強力に推進したいと考え、1998年に提案をしました。幸い採択を受け、以後これまで5年間にわたり、プルックヘブン国立研究所(BNL)との共同研究およびKEKでの研究は順調に進ん でおり、年々予算も増えてきております。さる7月2、3日には、BNLで共同研究会議が開かれ、今年度の目標等につき熱い議論が展開されました。世界で始めての短パルスガンマ線の生成とその偏極度測定の成功など、ユニークな成果があがりつつあり、近々新聞発表をする予定です。

  また、研究の話が長くなってしまいました。話題を変えましょう。今年1月にニューヨーク(NY)に行った時には、貿易センタービルの跡地にはまだかなり瓦礫が残っていましたが、今回はすっかり整理され、周りには跡地がが見られるような見物ルートもできていました。ちょうど1年前にビルの上に登ったことを思い出し、感無量でした。現場の写真をとってきましたのでURL上で見て下さい(一枚だけ張り付けます)。

  BNL滞在中は、毎朝5時に起きて、朝食前に、重イオンコライダーRHICの回り(4km)を2周走りました。広大なBNLの敷地内には、鹿、りす、穴熊、野うさぎ、きじなどが生息しており、朝の早い時間には道路にも出てきて遊んでいます。10頭ほどの鹿の群れが10mほど先に一列に並んで、ぼくの姿を追いながら耳や顔を少しずつ動かしていくのを見て、こちらもうれしい気分になりました。外国へ行っても生活のペースを崩さないので、時差の影響はほとんどありません。写真の中の一枚は、ロングアイランドから大西洋の向こうに沈む夕日です。この夕日の左 下が日本で、この時は日本の朝8時ころです(日本とNYは時差が13時間)。

   7月の23日からは、2週間ほど国際会議に出席するため、オランダやドイツに出かけます。その後は、丹沢での沢登り、八丈島でのダイビングなど計画していますが、研究の論文書き、ブルーバックスの執筆などで忙しく、ナチュラリストとしては、今一、完全燃焼しきれない状態にやや不満です。もっと時間が欲しいなあ、というのが実感です。OBの中でもダイビングのライセンスを持っている人が増えてきたので、ぜひ一度、皆さんと一緒に潜ってみたいと思っています。今年で100本を達成します。

    それでは、今日はこのくらいで終わります。皆さんの健康と活躍を祈ります。


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広瀬立成
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