2003/01/17 ナチュラリストだより


2003.1.17.03
  遅ればせながらOBの皆さん新年おめでとうございます。
今年が皆さんにとってよい年となりますように。

  4月に早稲田大学に移り、昨年は非常に忙しい年でした。なにしろ、大学から
運んできた資料がまだ半分近く段ボールに眠ったままです。
現在、都立大学、早稲田大学、高エネルギー研の協同チームがBNLと進めている
日米科学技術協力事業が軌道に乗り、日本とアメリカで面白い成果が出始めました。
KEKにおおける、世界で始めての短パルスガンマ線の生成とその偏極度測定の成功は、
14年12月10日の「日刊工業新聞」に大きく報道されました。また、BNLでは、
プラズマ中での電子ビームの加速と収束、電磁相互作用の非線形効果など、
興味ある新しい結果が得られています。近々記者会見をする予定です。このような
研究の中で、レーザー加速による新しい加速器の可能性が見えてきました。
これが成功すると、いままでの100分の1位の規模で高エネルギー加速器が建設
できることになり、高エネルギー物理学に革命をもたらすことになります。
  
  そんなわけで、ナチュラリストとしての活動は、かなり制約を受けました。
それでも、時間を作り出して、夏には谷川岳(写真)と白馬の近くの雨飾山に登りました。
また、12月には夏のグレートバリアーリーフで、3日間ダイビングを楽しみました。
珊瑚礁に群れる色とりどりの魚、2mもあるナポレオンなどを見ていると、日ごろの憂さが
吹き飛んで晴れ晴れとした気分になりました(写真)。
2日目には、海底で100本記念のお祝がありました。近々、OBを中心にして
ダイビングクラブを結成しますので、ライセンスを持っている人の参加を期待します。

  1999年に都立大学ではじめた「レーザーとビームの相互作用」に関する
国際会議は、その後、2年ごとにアジア、アメリカ、ヨーロッパで開催することになり、
新しい学問分野の誕生に大きく貢献しています。今年は、7月7日から11日まで、
イギリスのオックスフォードで開くことになってます。興味ある人はポスターを張付け
ましたから見て下さい。3月には『改訂版・真空とは何か』(講談社)、
『イラスト・超ひも理論』(PHP研究所)を出版します。
今年は、あと2冊ほど執筆する予定です。

  それでは、25日のOB会で、皆さんの元気な姿が見られること、
そして、活躍ぶりを聞くことができるのを楽しみにしています。

                            平成15年1月17日
                            広瀬 立成
    

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